ハル・ベリー@パーフェクト・ストレンジャー
主演のハル・ベリーを見るのは007/ダイ・アナザー・デイ以来4年半ぶり。あの顔とあの体でもう41歳かぁ。共演のブルース・ウィリス、前回はアナログで丸ハゲ状態だったのにが、今回はデジタルで天然モヒカン状態と若返りだが。
左はダイ・アナザー・デイのハル・ベリー。ターコワイズブルーのカリブの海から現れる姿は息のみものだったけど、右の「パーフェクトストレンジャーはかなり落ち着いてしまっている。
ストーリーはチャットだの、ハッキングだの、スパイウェアだの、猥褻画像流出だのとやたらややこしい。最近のハリウッドはネットに汚染されまくっているような。こういうものって、ストーリーをややこしくするだけで、それ以上の価値があるのだろうか。
perfect strangerって、つまり赤の他人ってことで、法律用語では純粋な第三者ということのようだ。しかし、ネット上の語彙検索においてのみ関係性が捏造されて第三者を犯人に仕立て上げられるということらしい。
けれど、動機はクラシックで証拠隠滅。少女時代の記憶も含めた。けれど、彼女には責任がないわけで、主犯も病院で耄碌状態。ここまでしてやる必要あるのか。どう考えても、動機と犯行の重さがバランスしない。むしろ、動機自体が別の動機の理由付けのような感じがして、要はだまくらかして一山当てようという、そういう身も蓋もなさが彼女を突き動かしているだけなのでは。暴騰の国会議員をだまし討ちするあたりからそういう雰囲気が出ているし。
そんなことは別にして、やっぱりハル・ベリーは格好いいというのがこの映画を見る動機で、そのためか、ストーリーを追うのは辛かった。
ちなみにハル・ベリーはレブロンと契約していて、映画館入場した時、REVLON AGE DEFYINGの試供品が配られた。ストーリーより、若さを保つ「真犯人」これですよ、が狙いか。
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