カタコンベ

catacombsちょうど公開に合わせたのかNHKでもやっていた。18歳のアルジェリア系パリジェンヌが朝の10時から午後の6時まで延々地下の迷路を歩き続けたとか。映画は叫びぱなしだったが、こっちは地下で色んな人と出会って楽しそう。映画の主人公はアメリカ人なのだが。
パリのカタコンベは骸が壁になって怖そうだが、ノートルダム大聖堂の建物に使われたライムストーンも、この元石切り場から掘られたというからある意味、人骨とライムストーンの交換トレードで出来たのがノートルダム大聖堂ということになる。映画でもチラリと出て来る。
骸の壁を見せられても年月が経ち過ぎているので怖くない。ライムストーンだって元をたどれば微生物の死骸の堆積だった可能性が十分だ。特に色のある美しいライムストーンは。
坑道は総延長360キロにもなるという。とにかく入り口と出口を確保しなければならない。映画でも同じだ。途中はただ暗闇と叫びのみで、少々退屈する。特に警察の手入れのあと主人公だけなぜ取り残されたのか意味不明。普通なら、どこかの病院に収容されて目覚め、「ここはどこ?」だろうに。
巴里のアメリカ人」のようにアメリカ人がパリに行くと何かが起きるというパターンを踏襲しているのだろうか。アメリカとフランスは文化摩擦になりがちで、この映画もお互い被害妄想的なところがあったりして。
それにしても、悪戯が過ぎるとろくなことにならないという教訓。
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