日銀政策金利と松井秀喜

日銀、金利据え置き・決定会合8対1、世界経済なお注視(日経) 日銀は13日の金融政策決定会合で、当面の金融政策運営方針について政策金利を現行の0.5%前後に据え置くことを決めた。正副総裁を含む9人の多数決で、水野温氏審議委員を除く8人が賛成した。
日経平均続落、終値70円安の1万5126円・連日の年初来安値(日経) 13日の東京株式市場で日経平均株価は2004年9月15日―29日(9日続落)以来約3年2カ月ぶりに8日続落した。大引けは前日比70円46銭(0.46%)安の1万5126円63銭と連日で年初来安値を更新。
昨日まで大幅下げだったので、今日ぐらいは日銀に花持たせて高騰するかと思ったら、そうならなかったのは案外深刻かも。
今年になってからの日銀金融政策決定会合日の日経平均の成績を振り返ると、
1/18現状維持⇒109円高
2/21利上げ⇒26円安
3/20現状維持⇒154円高
4/10現状維持⇒79円安
4/27現状維持⇒29円安
5/17現状維持⇒31円安

6/15現状維持⇒29円高
7/12現状維持⇒65円安
8/23現状維持⇒415円高
9/19現状維持⇒579円高
10/11現状維持⇒281円高
10/31現状維持⇒86円高

11/13現状維持⇒70円安
で、「現状維持」だけに限定すると、7勝5敗になった。けれど、最近は4連勝で、特にサブプライムローン危機で下げた8月以降、派手に上げて戻すきっかけになっていた。
本日も、それまで7営業日連続安で爆下げしていたので、今日くらいは300円以上の上げはあるんじゃないかと思っていたら、いとも簡単に裏切られてしまった。もう市場は日銀の政策金利現状維持がもはやきっかけ力にすらならないと見限ったたような。そういや、日銀の姿勢は松井秀喜のバッティングに似てなくもない。甘い球を待ち過ぎて結局カウントを悪くして厳しい球に手を出さざるを得なくなり、セカンドゴロか三振というあのパターンだ。これが続くとスランプに陥るというのもそっくりだ。
例によって、水野温氏審議委員のみ現状維持反対だったが、11球連続見逃しで、いよいよ日本経済は一気にインフレに襲われ、スランプに陥るかもだ。日銀は既に見逃し三振を食らっている。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 経済ブログへ