イタリアに入れば分別を捨てよ〜The Light In The Piazza

the light in the piazzaライト・イン・ザ・ピアッツァを観に行く。主役の島田歌穂さん曰く「私たち分別があったから駄目になったんだわ」。正確には覚えていないけれど、そんな台詞を劇の終盤で聞いた。
きっと作者の言いたかったことってこの台詞に凝縮されているような。水前寺清子じゃないけれど、若いときゃ二度ないどんとやれって、違ったかな。 
娘のクララ役演じた新妻聖子さん、見損なったが、昨年公演された三島由紀夫原作「サド侯爵夫人にルネ役で出演し、知人が物凄くよかったと言っていたので、大期待。ちょっと舞台から遠すぎてはっきり表情がみられなんだorz けれど。
クララ役って色々仕掛けしてあるけれど、少女の心を失わない26歳の女性。女性版ピノキオというか、永遠の若さの純粋な心の、良い意味で分別を拒絶する化身なんでしょう。よく見られなかったけれど、そんな微妙な雰囲気出していたと思う。よく見えなくても脳内修正で可愛いことがよく分かる。
舞台中央にドカーンと穴があいていてオーケストラが入っているというか、潜んでいる。演技者も時折出入りする道もあるらしくかなり窮屈そう。流麗なピアノの音も確かに聴こえるけれど、ピアノそのものはどこにあるんだか見えない。
ところで、アメリカ人がイタリア旅行して恋に燃えるという話、よくあるパターンではある。相手はイタリア人男じゃないけれど、あのアル・ディ・ラ恋愛専科とか、「旅愁」とか「旅情」とか。まさにPassion lives here.
結論。郷に入れば郷に従え、イタリアに入れば分別を捨てよ。
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