小飼弾氏が赤木智弘氏を嗤える本当の理由

ここギコ!:「結局自己責任ですか」と赤木さんなら言うと思うぞ 日本が二流三流国になって、社会構成員全体が生活レベルが下がっているのなら仕方ないが、世代上の優位で既得権益を握っていた側が自分の生活レベルを維持するために、その分の搾取を這い上がる機会も与えないまま搾取して、その結果以前なら社会全体の平均レベルの生活を十分送っていける程度には「笑っている」はずの人が、どうにもこうにもならない状況になっているのが問題ではないのだろうか。
404 Blog Not Found:結局自己責任が一番安上がり 実は、ワーキングプアたちも、搾取されると同時に、搾取を甘受している者たちとも言える。これがワーキングプアたちから「おいしい」仕事を奪った中国人やインド人ともなれば、搾取されているということにすら気がついていないだろう。搾取率から行けば、後者の方がずっと高いのに。
では、なぜ小飼弾さんは搾取されないのだろうか? 理由は一つ、弾さんはこの日本国内で最強の既得権益者の一人だからだ。
ウィキペディアの説明によると、弾さんは歌代和正氏開発の、Perlで記述された日本語符号による文字列の相互変換するライブラリjcode.plの派生品開発者だ。
詳しいことは、ど素人なので分からんけれど、要するに「日本語」という最大最強の非関税障壁に守られた既得権益者の1人なのだ。
日本語を媒介する非関税障壁は強力だ。弾さんぐらいのプログラマーならインドとかにいくらでもいるだろうが、いかんせん日本語の壁に阻まれて参入できない。だから日本語版輸入代理店という美味しい商売が成り立つ。もちろん、英語のWikipediaには「Dan Kogai」という項目はない。ここらへんHiroyuki Nishimuraとの大いなる違いがある。「2channel」は日本オリジンだからね。
この既得権益に比べれば、いくら補助金がばらまかれているとはいえ、農業従事者などの既得権益など屁みたいなものだ。中国の農業労働者との激しい競争に晒されて瀕死の状態。それに比べて日本文化が根っ子の日本語の非関税障壁は凄い。いくら日本文化がウリの京都や奈良などの観光地でも、絶えず外国の観光地との競争に晒されている。唯一、外国との競争に曝されないのは、純粋に日本語を武器にしているビジネスだけだ。
例を挙げれば、翻訳家(これだってITの発達で権益を日本人プログラマーの奪われかねない)、日本語文筆業者、新聞社、出版社などなど。もちろん、公務員とかもそうだ。
これらの業種はいくらグローバル経済が発展しても搾取される心配はない。一度権益を手に入れれば外敵を心配することのない美味しい商売なのだ。今のところ。
でも、そのうち日本語に精通したインド人が増えてくるだろうし、彼らがもっとスグレモノの日本語版ソフトを安価で開発し始めたらどうなるんだろう? その時も笑(嗤)えるかな?
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