L change the WorLd

LCW中田秀夫監督、松山ケンイチ主演。これはひどい映画だと思う。何がなんだかさっぱり分からん。ベースの「デスノート」観ていたら、少しは分かったかもしれないけれど、それにしてもデタラメすぎる。もう匙投げた。
いきなり、新型ウィルスに汚染されたタイの村が爆撃されてしまうのだけれど、あんなことできるの米軍以外考えられない。アメリカのマフィアじゃ無理だろう。
人類削減計画を目的にするディープエコロジー的な過激環境保護団体の仕業らしいけれど、この団体、そんなスケールの割になぜか日本人ばかりでショボそう。その1人、的場(高嶋政伸)は最初から米軍と組んでいたことになる。そんな米軍のサポート受けていたのなら、何も民間機のジャンボ機で米国に渡らなくても横田基地あたりから米軍の飛行機で悠々とアメリカに行くぐらいのサービスしてくれるだろう
で、何で報酬がたったの1000万ドル(約10億円ちょっと)なのか? たかが1000万ドルくらいの取引でわざわざ米軍がこんなサポートしてくれるワケないだろうが。
そもそも、このウィルス、空気感染なのか、飛沫感染なのか、なんだかさっぱり分からん。ジャンボ機内で、血液出た途端に次々と感染するので一見、飛沫感染に見えるけれど、あの感染の仕方は空気感染でないと不可能だ。もし、そうなら最初からみんな感染しまくっている。感染者が発症しないから周りの人も感染しないなんてのも理解不能。それから潜伏期間が完全に無視されている
タイの村でたまたま感染しなかった少年が数学の天才で、暗号を解読するというのも、一体どういうことだ。どーゆー因果関係あるんじゃ? その暗号も、何のための解読か分からない。解読すれば必ず分かる保証すらない。こんな頼りない暗号有り得ない。
二階堂真希が顔写真付きでテレビニュースに流れたんだから、公共交通機関を避けたくらいで行方をくらませるぐらい甘い状況じゃない。暢気に自転車乗っているなよ、おい。緊迫感なさすぎ。
ラストはなんか下手なプロレス見せられているみたいで、スケールの割に迫力なさすぎ。これが本当に大ヒットした作品のスピンオフなんだろうか、というくらい呆れた安っぽさだ。
もう、どーでもいいけど、何でバウムクーヘンとベルギーワッフルとケーキとクレープの串刺しなんだ。L(松山ケンイチ)は脳に栄養を与えてくれるのは糖だけなんて知ったかぶりしているけれど、それは需要の落ちた製糖会社の宣伝の受け売りだろが。Lは個性的に見えてちっとも個性的でなく単なる類型のお化け。いかにもの天才らしさが鼻に付くだけだ。
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