ラブホの中心で街宣車が叫ぶ?〜映画「靖国」

映画「靖国」上映中止 揺れる表現の自由(毎日) 他の上映予定館周辺では街宣活動が行われたり抗議電話がかかってきた。「観客や近隣に迷惑がかかる」などの理由『靖国 YASUKUNI』は予告編観て映像が美的でかなり芸術的な作品と期待していたが、あえなく上映中止。公式サイトもフリーズされているようだ。
でもねえ、上映中止した映画館の1つQ-AX シネマなんて、渋谷の道玄坂上がったところのラブホテル街のど真ん中にある。「靖国」上映して街宣車がラブホの中心でが鳴り立てて叫ぶなんてシーンを想像すると、何かシュールで変な光景だ。こんなシーンこそ映画的だ。ラブホの中で愛が叫ばれ、ラブホの外で「反日映画」を叫ぶなんて、右翼さんの沽券にもかかわる風景ではある。愛を叫んでいる側も集中力切れてしまいそう。それとも異様な雰囲気の中で却って盛り上がるのか。
実は、あまり観られない映画を扱う映画館というのは、かなりあやしい雰囲気の場所にあることが多い。シネマ・ジャック&ベティなんかも、どちらかと言えばラブホ街の中にある。メジャーでない名画を上映するとなると、儲けはあまり期待できないからどうしても地価も賃貸料も安そうな、かといって人が集まりそうにない寂れた場所というワケにもいかないの、どうしてもそういう場所に拠点を構えざるを得ない事情があるようだ。
右翼の皆さん、こんな弱い者いじめして沽券にかかわらないのか。今こそ、配慮に敏感な福田康夫首相の一言が期待されるのだが。
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