日本で一番弁が立つ本村洋氏

光市の母子殺害事件差し戻し審で死刑判決
死刑判決で本村さん(産経)
死刑判決で弁護団(同)
この2つを読み比べて分かるのは弁護団が束になってかかっても、本村洋氏1人に弁論で全く歯が立たないということ。
本村氏は、もう既に9年の経験もあるのだろうけれど、理路整然、論旨明快、曇るところが一つもない。自分の考えを述べるだけでなく、なぜ、どのように、どういう立場でという、英語で言うwhyやhowが過不足なく語られていることだろう。自分にとって都合が悪かろうが良かろうががなど無関係に自分の立場を述べている。だから、たとえ本村氏の考えに賛成できなかったとしても、本村氏を理解できる。求められなくても、期待以上に説明責任が果たされている。
それと対照的に、弁護団の会見は、弁護団の立場という枠内でのwhatだけを語っているだけで、これじゃ二の矢の質問をする気さえ萎えさせる。
まるで、詭弁を日本的馴れ合いに包み込ませたような弁護団に本村氏が1人で立ち向かって易々と完勝したような感じだ。甘えに依存している弁護団と依存しない本村氏との差は歴然だ。
テレビで見てきた限り、弁護団のみならず、政治家、国会議員、評論家、テレビコメンテーターの中で本村氏に弁論で勝てそうな人って見たことがない。
自分自身の悲痛な体験のことなのに、その自分を見る自分、自分を見る他人に自分がどう見られているかを冷静に仕分けして、それら一切合財を含めた自分をいとも易々と語れる本村氏に彼らが敵うワケないのだ。
そして、彼が戦ってきたのは、目の前の被告だけでも弁護団だけでもなく、わけの分からない「日本的風土」のネガティブな側面であることは明らかだ。
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