薬局の選択の自由と待ち時間天と地の差

通院している病院の薬剤局(処方薬を渡す部署)が廃止されてかなりの時間が立つが、今頃になって待たずに薬をもらえる方法を発見した。
病院の薬剤局が廃止されたと言っても、病院の向かいか隣接する場所には必ずと言っていいほど処方薬を扱う調剤薬局がある。
で、待ち時間を病院内薬剤局で待っていた時間と変わらない。処方箋さえ渡せば自宅近所でも勤めている職場の近所でも、どこの調剤薬局でも、もらえるのだが、ほとんどの患者はおとなしく横滑りして病院向かい側か隣接の調剤薬局にベルトコンベア式に移動するからだ。
まあ、受診というのは受付から始まって薬をもらうまで連続して行うのが習慣になっており、いったん途中で中止して「後でもらう」というのは却って精神的に一仕事終えたという気分になれず、結局、ベルトコンベア式となるのだろう。
私の場合、これまで待ち時間は長くて50分。調剤薬局で処方箋の受付を済ませて受付番号と表示されている「ただいまの待ち時間」をチェックして、その間に昼飯食って薬局に戻ればちょうどいいということで、やはりベルトコンベア式で問題はなかった。
ところが、連休前なのか、なんと待ち時間は1時間半。これじゃ昼飯よほどのんびり食わないと間が持たないし、第一他の予定もある。想定外というか油断というか。
ここで初めて気づいたのが処方箋の有効期間は発行日を含めて4日間。しかし、連休のため、休みを除くとたったの2日間だ。ちょっと余裕がなくて、どうすべきかと立ち往生する。だんだん腹が立ってきた。
何でこんな短いのだ何か根拠あるんか、腐るわけでもないだろうが、と薬局にツッコミ入れると「理由は分かりませんが、規則でそうなっています」だって。もうちょっと問題意識持って仕事しろ、なんでそうさせたんだ?「はい、そうですね、すみません」だって。
しかし、あきらめて処方箋を返してもらうと問題はわずか1分で解決した。病院の向かい側の調剤薬局を出て帰路に立つと徒歩わずか1分で別の小さな目立たない調剤薬局があるではないか。今までなぜ気づかなかったのか不思議なくらいだ。
ためしに入って待ち時間を聞くと「こちらには初めての方ですね。初めての方には質問表とか色々書いていただいたり、薬の説明もさせていただきますので10分かかります」。「この薬はずっと飲んでますから」
というわけで実質5分で薬はめでたく手に入った。わずか1分の距離しかないのにこの落差は一体何なんだろう。まあ、メジャーな薬局が気を利かして近くの調剤薬局を教えることなんてないわけだし、患者も面倒臭くてセカンドチョイスなんて考えない。考えて見たら馬鹿みたいな話ではある。
さらに恐ろしい事実を知った。休日割り増しといのがこの4月から導入され、土曜日の場合午後1時を過ぎると1割割高になるのだという。タクシーの夜間割り増しじゃあるまいし。もうその午後1時を回っている。「割り増しになるんですか?」と念押しすると、「え? ああそうでしたね。気がつきませんでしたので割り増しなしで請求させていただきます」だって。薬局側にしても、そんなこといちいち考えるの面倒だし、客に断りにくいし、有難迷惑であるらしい。確か平日は午後7時以降割り増しだったような。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングブログランキング・にほんブログ村へ