読んではいけないおしり洗浄機マニュアル

manual宿泊したホテルはおしり洗浄機つきトイレ。暇つぶしに壁に貼ってあるマニュアル見るもこれが見事にチンプンカンプン。まあ、見なくても支障はないのだけれど。
・便座に座ると点滅し、内部の冷水を排出します。
When you sit on the seat, automatically the cold water flow. Wait for "off" the lamp to wash.
日本語でも英語でもよう分からん。確かに冷水が排出される。でも、これ必要あるのか。単に「便座に座るとランプが点滅し、点滅が止むまでお待ちください」でいいのではないか。英語も、「座ると自動的に冷水が流れます。ランプが消えるまで待って洗浄してください」か。
何が変かと言えば、冷水って夏の暑い季節に飲む水を思わせる。室温あるいは常温(room temperature)じゃないのだ。
素直に読んだら、「座ると自動的に冷水が流れてお尻を直撃する」と理解するから、「そ、そんな、痔になりたくない。どうしよう」と立ち往生してしまいそうだ。多分、おしり洗浄機の予備知識が全くない人のほとんどは「結局何がどうなってどうなるんだワケワカメだ」と思うに違いない。
わざわざ「冷水」なんて余計なこと書くんじゃなくて、一番伝えるべきことは「座ると自動的に洗浄水を温めます。洗浄水が温まるとランプが消えますので、消えるまでお待ちください」だろう。
こんな簡単なマニュアルでも、こうなのだから、パソコンやDVDなどのようなマニュアルだと理解するのに恐ろしく時間がかかって実質的に要をなさない。
こういうマニュアルって本当に日本人が書いているのだろうか。これも中国とかに丸投げして経費節減しているのかもしれない。しかしそのマニュアルが分からないからサポートセンターに電話しても応対するのは大連あたりの人で、ますますわけがわからなくなりそう。
こういうマニュアルは、恐らくマニュアルのオリジナルを書いた人が使用法を分かりすぎるほど分かっているから、まったく知らないユーザーの立場を想像できずに書いてしまい、それを適切に意訳する人間が仲介していないからだろう。結果、コンピュータ翻訳のようなマニュアルが世にはびこっている。
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