1965年のひきこもり

ひきこもり20年、克服して高校へ 39歳女性(朝日)
“高齢化”するひきこもり 40代以上も 都への相談で判明(産経)
ゴールデンウィークとひきこもりとどう関係しているのか。多分、他人は外で行楽なのに自分は相変わらずで一層孤立感を深める。しかも、春で華やいだ季節だからなおのこと。
まあ、そういうことで、「ひきこもり」という人間がこの世に存在すると知ったのは、1980年代半ばまで遡る。
その人の父親から聞いた話では息子はもうすぐ40歳になろうというのに部屋に引きこもったまま。心臓が悪いから外に出られないと言い張っているが、検査させても何も悪くないのに。もう20年もそんな状態が続いているという話だった。
逆算すると彼は1960年代半ばにはひきこもりを始めていたことになる。高度成長時代の真っ只中。それこそ時代はどんどん豊かになって華やいでいるのに「俺だけはなんで・・・」なんてことも考えられなくもない。生存していればもう60歳を過ぎている。40代で驚いている場合じゃない。
世間でひきこもりなんて言葉が流通し始めたのはせいぜい10年だから、やっていた人は昔からやっていたことになる。最近の顕著な傾向と考えるわけにもいかなそうだ。恐らくメディアの注目ひかなかっただけで、もっともっと歴史は長いだろう。そのうち後期高齢者型ひきこもりも出現するだろう。いや、もう既に実在しているかもしれない。
40代以上は精神疾患の可能性があり、全く別物。年長者のひきこもりは昔からあり、かつては山にこもるなどしていたが、現代では家庭にこもるしかないのでは」と指摘している。(産経)
山に篭っているような人は今でもいるし、自活もしている。それこそ全く別物だろう。40代以上は精神疾患の可能性なんていい加減過ぎる。finalventさんなんて、ブログは書きまくるは、水泳はするはで、何がヒキコモリかって感じで。
けれど、中には引き篭りをウリにしている人もいるし、まさかブランドにされるとは、1960年代に引きこもりになった人は想像すらできなかったろう。パイオニアは周りが認識できない分、辛い。それにひきかえ、今のひきこもりは相談所まであるのだから恵まれている。
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