福田首相はなぜ胡錦濤主席とミャンマーを討議しない

ミャンマー国民投票「延期を」 国連事務総長が声明(朝日) 潘氏は声明で「災害の規模からみて(国民投票よりも)むしろすべての資源と能力を緊急対応に集中させるのが賢明ではないか」と指摘。軍政に再考を促した。
 一方、ホームズ氏は軍政が人道支援要員の入国や援助物資の移送に必要な手続きを迅速に進めていない現状に「失望」を表明。潘氏が軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会議長に対し、ビザや通関手続きの免除などで協力するよう直接訴える考えを示した。

不思議なのは、ミャンマー軍事政権に最も影響力を持っている中国の最高実力者http://member.blogpeople.net/tback/09115胡錦濤主席が来日中なのに福田首相が何の訴えもした気配がないこと。暢気にセレモニーばかりしている場合ではないのに。
海外からのミャンマー支援が軍事政権の消極的対応で滞っていると分かったのは胡錦濤主席来日後のことだ。普通に考えれば、緊急会談を申し入れ、福田首相胡錦濤主席にミャンマー軍事政権説得を依頼してしかるべきだろう。ところがいくら検索しても、そんな記事見ない。
本来なら外交で得点を取る絶好のチャンスで、胡錦濤主席から何らかの言質を取れば、それだけでミャンマー軍事政権に影響力を与えられ、世界から評価されるはずだ。チベットやギョーザや北京五輪もいいが、東アジアで今目の前で起きている大惨事に東アジアの大国同士の首脳が膝を交えた状態なのに、そのことで何も話し合わないというのは信じられない。
日本はこれまでこういうことは、アメリカが中国を説得してくれるだろう、とまるで他人まかせが常習化していて、自分から言うなんて「大それた」こととすっかり思考停止になっているのだろうか。アメリカだって胡錦濤主席は日本にいるから当然、日本政府からアプローチがあると思うだろうし、遠慮も働くだろう。
およそ全くナンセンスな首脳会談だ。
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