経産省、製品安全広報大使の安全性調べず

竹下景子さん、製品安全広報大使を辞退(日経) 竹下さんは、21人が犠牲となった一酸化炭素(CO)中毒事故を起こしたパロマ工業製ガス瞬間湯沸かし器のCMに、事故発覚前の2005年7月まで19年間にわたり出演。事務所は同省に「任命された日に遺族が福田康夫首相と面会したのを竹下さんが見て、当事者の心情に配慮して考えた結果」と説明したという。同省は「パロマのCM出演は知らなかった。辞退は重く受け止める」としている。
竹下景子さん「製品安全広報大使」に(毎日) 途上国の子供を救う運動の「ワクチン大使」などでも活躍する竹下さんだけに、事故から消費者を守る「救世主」役に期待。から一転してのスピード辞任。
このニュースが流れて、
1.誰かが事務所か経済産業省に抗議。
2,額面通り、竹下景子さんが福田康夫首相がパロマ事故遺族と面会したのを見て辞退しようと決意した。
3.面会した遺族が福田首相に直接抗議。
まあ、タイミング、蓋然性から言って3.の可能性が大だろう。竹下景子さんは当然、自分のことだから福田首相が面会しようがしまいが関係ない。一種の「確信犯」でパロマCM出演は関係ないと割り切っていたか、経済産業省から「いいですよ、そんなもの」と言われたのかどちらかだろう。経済産業省事務方の一部は後で知ったかもしれないが、面倒だし、どうでもいいと思ったから、大臣レベルには伝わらなかったか。
「身体検査」も何もあったもんじゃない。
ちょっと竹下景子オフィシャルサイトを閲覧すれば、「過去出演のCM パロマ」と公表されている。「グーグル検査」で誰でも調べられるというのに。
製品安全広報大使って、要するに広報の予算で、予算は消化するためにあるし、後はどうでもよさげなので「調査対象外」だから最低限の調べごとすらしていないことがよく分かる。恐らく、他の公共事業予算だって似たり寄ったりなのだろう。
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