天ぷらのリストラ

日独首脳、食料高騰の懸念共有 温暖化対策で連携(日経) 欧州訪問中の福田康夫首相は1日午後(日本時間2日未明)、ベルリンの首相府でメルケル独首相と会談した。両首相は世界的な食料価格の高騰への懸念を共有し、7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)で対応を協議する方向で一致。
ただぐだぐだ抽象論を言っているのではなく、日本独自にできる誰にも分かる具体的な食糧価格高騰対策を提唱すべきだ。小麦価格高騰、食用油高騰で、何が目の仇になり易いか。すぐ思いつくのは天ぷらの衣だ。福田康夫首相は天ぷら業界に呼びかけ、早急に天ぷらのリストラを断行させ、衣を薄くしても美味しく食することができる技術開発を促すべきだろう。
一昔前の海老天は、衣大ネタ小というのが常識で、粗悪品となると事実上小麦粉の天ぷらで、ネタの海老はこんな海老世の中に存在するのかと思えるほど細く切られていて串焼きの串の如き役割を担わせられていたに過ぎなかった。
今でも衣半分ネタ半分というのが常識で、体積的に見て衣が大きいのが大半だろう。試しに食べる前に、衣を剥がしネタを取り出して見ればいい。いかに天ぷらにおける衣の占有率が大きいか実感できる筈だ。
たかが衣なのに体より体積が大きい衣など許せることか。ある意味、食品偽装より悪質だ。衣が大きくサクサクしていた方が天ぷららしくて美味しい、食べ応えががある、というのは、実はまだ日本が貧しかった頃の苦肉の印象操作の成果であり、思い込みに過ぎない。およそ高級天ぷらは衣が控えめだ。
余計なものを食べさせられた結果がメタボな日本人であり、二重に無駄遣いしている。
衣を従来比で半分以下に削減するという天ぷらリストラを断行できれば、小麦粉は半分で済むし、食用油も1、2割削減できるだろう。カロリー消費に至っては、およそネタよりカロリー高いので半分以上に削減できる。
食糧価格高騰、メタボ対策にはこのような具体策の実行が不可欠である。
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