希望はテロ〜秋葉原無差別殺人事件

秋葉原で無差別殺傷 死亡7人、けが10人に 男が乗っていたのは2トントラックで、静岡ナンバーのレンタカー。目撃者などによると、トラックはジグザグに走行してきて、中央通りと神田明神通りとの交差点付近で次々人をはねた。男はトラックから降り、周囲にいた人たちを次々にサバイバルナイフのようなもので刺したという。男に薬物などの影響は見られないという。
2トントラックのレンタカー、薬物の影響なし。場所から言っても、シンボリックで、もはや通り魔と言えず、テロだろう。
佐世保自爆テロ事件」の時も乱射事件ではなく、テロと書いたが、最近の無差別殺人もテロの様相を帯びているように思える。戦前の1930年代もテロが頻発したけれど、ターゲットは大物政治家や大物財界人。今回のは、例によって「誰でもよかった」で、一見全然違うように見えるけれど、「今の世の中に絶望」という点で共通している。
というか、もう暗殺するに足る政治家も財界人もいないし、こんな連中殺しても世の中が良くなるわけない、ならば警護の厳しい連中狙うような面倒臭いことするより、殺す相手を選別するのではなく殺すに足る象徴的な場所を選定しようということで秋葉原を選んだのかもしれない。殺す対象は無差別であっても殺す場所は無差別でないような気がする。その分、ある意味1930年代以上に絶望は深いのかもしれない。「希望は戦争」から「希望はテロ」へと変容している気がする。
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