水からの電源

水から電流を取り出すことを可能にした新しい発電システム「ウォーターエネルギーシステム」を見に行ってきました(GIGAZINE) にわかには信じられないのですが、「ジェネパックス」という会社が、直接水を供給することによって発電する「ウォーターエネルギーシステム(Water Energy System)」(略称:WES)というのを開発することに成功したそうです。
物理エネルギーや電気エネルギーは加えておらず触媒による反応のみ。

と、そのまんま水から電気エネルギーを発生させるというスグレモノとか。
ウィキペディア-触媒:触媒は、自発的に起こり得る反応の反応速度を増加させる。本来、自発的に起こり得ない反応は、触媒を用いても進行するわけではない。たとえば、水素と酸素を混合して水が生成する反応は、触媒を用いて効率を上げることができる。これは、水が安定な物質で生成しやすいからである。しかし、水を触媒によって水素と酸素に分解することは、より不安定な物質を作り出すことになるので、触媒反応によって達成できない。つまり、触媒は化学平衡そのものには影響を与えない。このような反応を実現するには、電気や光などのエネルギーを与える必要がある。
もし、この触媒が化学平衡状態の水から電気発生するのなら、スーパー触媒誕生だ。これで、終了で「現時点での結論」も何もあったもんじゃないと思うけれど。
このニュース聞いて思い出したのは、1990年代に廃棄ブラスチックを機械に入れたら、横のパイプから灯油が水道の蛇口から水が出るようにどんどん出て来るという「実演」を報道陣集めて行った会社があったこと。得意そうに灯油に火をつけて「実証」していた。テレビでもやっていて、かなりの反響だった。後日、その会社の周囲の燃料店からその会社が大量に灯油を買っていたという話が出て、事態は収束したのだけれど。
まあ、廃棄プラスチックを灯油に変えるのなら、有り得ないことではないけれど、「水からの伝言」じゃあるまいし、遂にここまで来たか。大体理系の人だって、計算能力に問題アリな人が多そうな昨今だから。
[追記]タイトルだけで普段の3倍のアクセス稼いだ。伝言効果恐るべし。
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