ウォール街には屈しない

NYダウ最大の下げ、終値777ドル安 下院が金融安定化法案否決(日経) 29日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が前週末比777ドル68セント(6.979%)安の1万365ドル45セントで取引を終え、史上最大の下落幅を記録した。成立間近と期待されていた金融安定化法案を米下院が一転、否決したことで、金融システム不安の加速と景気悪化への危機感が強まった。
ここまで下げるなら777ドル77セントにして、数字をそろえてほしかった。トリプルセブンはラッキーナンバーだから5つともそろってくれればめでたい。これでも下げ率は過去17番目か。
案外、アメリカは団結して立ち直るかもしれない。「テロには屈しない」じゃないけれど、「ウォール街には屈しない」というか、この状況で否決するのは勇敢というか蛮勇というか。buy americanとか言って、愛国精神を発揮するかもしれない。アメリカ人は修羅場に強いというか、結構タフだ。単に選挙を意識して否決というような小賢しいことでもないように思える。
それよりも、ヨーロッパのバブルがはじけたようで、円=ユーロレートが大幅円高、ドルもユーロに対しては上げている。欧州は旧植民地からの資源マネーが流入していたわけだけど、これで終了か。巻きに巻かれたゼンマイが急激に巻き戻している感じ。資源高で弱っていたアジア株も欧米ほどは下げていない。日経平均もかなり持ち直している。徐々に徐々にマネーの入れ替えが行われているような。
日銀はこれからもタイミングをはかって利上げするチャンスを見定めるべきだろう。そもそもの国際金融の混乱は日銀の超低金利政策なのだから。
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