コリン・パウエルはねじれ国務長官を目指すか

パウエル前国務長官、オバマ氏支持を表明(朝日) アフリカ系(黒人)として史上初の米軍制服組トップと国務長官を歴任したコリン・パウエル国務長官が19日、米大統領選で民主党オバマ候補が「卓越した大統領になりうる、変革をもたらす人物だ」として支持を表明した。
というのだけれど、盛り上がりとは裏腹に何か嫌な悪寒がする。勝ち馬に乗れで、黒黒連合になったら、後で大反発食らいそうな。バラック・オバマ氏を黒人と呼ぶのは問題アリとは思うのだけれど。
コリン・パウエル氏はれっきとした共和党員だ。アメリカのねじれは日本のような八百長でなく、個々の意思が表明されるので本物のねじれだ。しかし、パウエルの国務長官としての功績に「黒人初」という以外に何かあるかといえば、そんなに思いつかない。
あの悪名高い偽のイラク大量破壊兵器保有情報を公表したのはパウエルだ。あのパウエルが言っているからと小泉純一郎が悪乗りさせた原因を作った一人だ。
言い換えれば、その時々のムードに左右されやすい。今回のオバマ支持表明だって抽象的で具体性がない。何も考えずにヨイショなだけじゃないか。
オバマ氏との共通点は人気の高さだけれど、人気利用だけでとどまるならいざ知らず、政権入りとなったら、物凄い揺り戻しが来る悪寒がする。オバマ氏は感謝の意は表明しても、それ以上のことはすべきじゃないだろう。
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