レッドクリフ Part I

redcliff公式サイトジョン・ウー監督、トニー・レオン金城武ヴィッキー・チャオチャン・チェン中村獅童チャン・フォンイーフー・ジュン、リン・チーリン(写真)、ユウ・ヨン。「三国志」の赤壁の戦いより。天下統一を名目に1人の女性を奪おうという壮大な傾城譚。まあ、そんなもんだろう。そういう意味でリン・チーリンが実質主演。
小喬(チーリン)は清楚な美女で呉の国の軍師周瑜(トニー・レオン)の妻。日本にもこういう感じの女性がどこかにいた。
実質権力握った曹操(チャン・フォンイー)がほかに望むことは小喬だけ。彼女を得るために80万を率いてきつい遠征も厭わないのだから、他の劉備(ユウ・ヨン)や孫権(チャン・チェン)とは貪欲さにおいて完勝している。それに趣味も良い。他の2人が小賢しく小人に見えるから不思議だ。こうでないと大中国は治められない、というか変な方向で感心してしまう。お隣の金正日さんだって毛沢東だってこのタイプだろう。
3豪傑の戦いぷりは孫悟空みたいな有り得なさで感心しないし、金城武はニヤニヤしすぎてイマイチで諸葛孔明ですと言われても。中村獅童は逆に顔が強張らしすぎ。たくさんの男が出てくる割に、みんな知恵があって強く優しく、仁徳があり、忠臣ではあるけれども、スケールは曹操に負けている。戦闘シーンもいいのだけれど、もうちょっと曹操の暴君ぶりというか人生哲学を描いた方がなお盛り上がっていたかもだ。以下後編のお楽しみ。
冒頭、テーマ曲が流れるのだけれど、日本人作曲家のせいか何気にかNHK大河ドラマ風なのもちょっとのめり込めない。
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