事件であっても社会性のない大ニュース

東金女児遺棄：逮捕の瞬間「うん」　女性つけ回しも(毎日)
これ、ねえ。大手新聞社が一面トップにしたり、テレビ局が周到に準備撮影してヨーイGO!で流す顔じゃないだろう＜K容疑者。
同じK容疑者でも、この前の元厚生事務次官夫妻殺人事件とは違う。昔からあったクラシックな事件だろう。はっきり言えば、これは基本的に千葉県のローカルニュースで十分だ。一昔前なら一面なんてことはなかった。社会面で十分だ。
もし、この事件に最大のニュース性があるとしたら、容疑者の名前が公表されたことだろうか。つまり、この事件のキモは楽屋裏問題であってそれ以上でも以下でもない。
容疑者の名前が公表されて被害者が報われるわけでもない。報われるのは、幼女殺し憎い、誰もが反対できないマスコミ的社会感情が後押しして、よりニュースを鮮明に派手に報道できるようになったことだろうか。これでまたある種の人々は必要以上に偏見を持たれる可能性が高まった。はっきり言って見たくない、読みたくない。ただ粛々と必要最低限報道するだけで十分だろう。哀しみ怒るのは遺族とその周辺の関係者だけで十分だ。別にマスコミは犯罪予防のために派手に報道したいわけじゃないだろう。
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