英語話せないと謝る日本人とそればかり注目する日本の報道陣

益川さん日本語、小林・下村さんは英語…ノーベル賞講演(読売) 益川さんは、「アイ・アム・ソーリー」と英語を話せないことを断ってから、日本語で講演。小林さんと下村さんは、それぞれの研究成果を英語で話した。
益川教授、英語で笑わす ノーベル賞受賞講演(朝日) 小林さんは英語で素粒子物理学の歴史を振り返り、「日本はこの分野で多くの功績を残しており、私自身、その証人になれて光栄だ」と話した。 一方、英語嫌いを自認する益川さんは「アイ・キャント・スピーク・イングリッシュ」と英語で話し、会場の聴衆を笑わせた。
ノーベル賞:益川さん日本語で記念講演(毎日)
その他、
小林氏らノーベル賞受賞記念講演 益川氏は異例の日本語で(東京新聞)
異例の日本語って、これまでの受賞者で英語以外でスピーチした人ってそんなに異例なのだろうか。むしろ異例なのは「英語で話せなくてすみません」と謝る人こそ異例に思える。普通に考えて、何語で話すかなんて誰もそんなこと気にしていないよ。日本の報道陣を除いて。英語で話さないとマズイなんて思っているのは実は日本人だけだと思う。ましてそれがウケ狙いとして通用すると思うのも日本人だけだろう。報じるメディアがこうなのだから、日本人の英語コンプレックスは意外とこういう報道姿勢にあるのかも。
よく言われる「英語で堂々と渡り合う」なんてのは国際政治の日本語記事では今でも常套句。ミハイル・ゴルバチョフが演説を英語で話さずロシア語でしゃべって堂々としてなかったなんて聞いたことない。
むしろ、こんなパフォーマンスすればするほど「やっぱり日本人って特殊な人たちだ」感が強まると思う。どうせやるなら、場所はスウェーデンなのだからスウェーデンに敬意を払って「スウェーデン語話せなくててスミマセン」だろう。どうせウケ狙いなら、それぐらいスウェーデン語即席勉強して、おもむろに日本語に切り替えるべきだった。
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