宇宙ゴミはスカスカ

米ロの衛星同士が衝突 初の「宇宙交通事故」か(朝日) 微小なデブリと衛星の衝突は過去にあるが、衛星同士がぶつかる宇宙の「交通事故」は初めてとみられる。CBSテレビ(電子版)によると、衝突は米東部時間10日正午(日本時間11日午前2時)ごろ、北シベリア上空約790キロで起きた。両衛星とも破壊され、約600のデブリとなって漂っているという。
スペースデブリ(宇宙ゴミ)は10センチ以上のもので13000個ぐらいだとか。偉く多く思えるけれど、よく考えればスカスカだ。
地球の表面積は50995万km²である。これを13000個で割ると3.9万km²に1個の割合で上空に存在することになる。日本の面積は約38万km2だから日本上空には約10個存在することになる。恐ろしく少ない。人工衛星となると約6000個らしいので、約5個。もっとも1ミリ以下の宇宙ゴミまで含めれば数100万個あるらしいが、それでも塵が数1000個ほどあるだけだ。実際には上空数百キロに相当な高低差の幅で漂っているのでもっと少ないことになる。
1部屋の中にあるゴミの方が多い気がする。というか、部屋のゴミ、塵の方がはるかに多いだろう。自分の部屋が日本と同じ面積になったことを想像すればいい。何とクリーンな部屋だろう。空気清浄機も、掃除機も必要ない快適スペースだ。多分、一生かけても自分の部屋のゴミと遭遇するのは難しい。
今回はそれが起きた。1957年のスプートニク打ち上げ以来、初めての本格遭遇。半世紀を経てやっと起きた出来事。ということは、今度交通事故がおきるにはもう50年経たなければならないことになる。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 ニュースブログへ