小泉純一郎元首相政界引退撤回、新党立ち上げか

【小泉元首相による麻生首相批判のあいさつ全文】「総理が前から鉄砲を撃っているんじゃないか」(産経)
一番気になったのはこの部分。
もう私は次の選挙では引退表明していますから、あまり多くのことはいいませんが、「あのとき賛成したけれども、実はそうではなかったんだ」と言いたくないから、この定額給付金についてはもっと参院の意見と調整して、妥当な結論を出してほしいなと思っている。
一見、「あのとき賛成したけれども、実はそうではなかったんだ」は定額給付金のことについて述べているようだけれど、それにしても定額給付金くらいで小泉元首相がわざわざ言い訳する必要などないだろう。もう引退する身なのだから誰も賛成しても非難はされない。ということはもっと深い意味があって、会合に集まった人たちに衆議院で再議決するな、さらに、その先のことも見据えている気がする。
それよりもその前段分「もう私は次の選挙では引退表明していますから、あまり多くのことはいいませんが」の方が気にかかる。
あのとき賛成したけれども、実はそうではなかったんだ」と言いたくないというのは、「今後、このままの情勢が続くようでは政界引退を撤回しなければならないもしれない。その際は新党の党首として、もう一度頑張らざるを得ない」と読めないだろうか。
つまり、「あの時は政界引退宣言してしまったけれど、実はそうでなくなってしまったと言いたくないんだ。麻生総理の体たらくじゃ、もう一度老骨に鞭打ってやらざるを得ず、引退撤回しても批判しないでほしい」と予め布石を打っているように思えるのだ。言わば度重なる麻生首相のブレオンパレードをダシにして実は自分自身の引退撤回に筋道をつけたのではないかとも思える。
新党を束ねるられのは、正直言って小泉純一郎氏しかいない。離党した渡辺喜美氏では荷が重過ぎる。
小泉元首相の事実上の再登板宣言と考えるのはうがちすぎだろうか。
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