あれから2年、北朝鮮、予測通りミサイル開発で大成果

北朝鮮:ミサイル発射 テポドン2号改良型か 費用3億ドル、コメ100万トンに相当(毎日)

韓国紙によるとミサイルは3段式とみられ、北朝鮮が事前通告した1段目(日本海)と2段目(太平洋)の落下地点から、最大射程は8000キロ以上と推計される。テポドン2号の射程6000キロを延ばすため、2段式から3段式に改良した可能性が高い。

北朝鮮ミサイル:前米高官「発射は部分的に成功」(同)

ミサイル自体は98年のテポドン1号を越えて飛行したとみられており、ミサイル技術の進展に米国内でも警戒感が強まりそうだ。
 オベリング前局長は「1段目(の発射、推進)については成功した」と述べ、北朝鮮にとっては弾道ミサイルの長射程化に一定の成果があったとの見解を示した。
 ただ、「先端の搭載物のミサイル本体からの切り離しはできなかった」とし、テポドン2号やその改良型はなお完成に至っていないと指摘した。

当ブログでは2年前に
北朝鮮当分ミサイル開発に専念

6カ国協議:北「臨時中止時に100万トン」…食い違う見解(朝鮮日報) 朝鮮中央通信は同日午後10時、「北京での6カ国協議で、朝鮮の核施設の稼動を臨時中止とすることと関連し、各国は重油100万トンに相当する経済やエネルギーの支援を提供することにした」と報じた。
まあ、参加者皆さん分かっていることだから。その代わりテポドン・ノドンミサイルの性能向上、開発に専念しますよ、ということじゃないの。六カ国協議は完全に核のみがテーマで、ミサイルのミもない。大体、核ってミサイルあっての核なんだから、核だけ監視しても意味ないし、核の監視自体いい加減なものになりそうだから、精々、とりあえず北朝鮮は当分の間、核開発はお休みしますから重油100万トンという美味しい話だ。
で、世界が核の監視している間に、いつのまにかアメリカ大陸西岸の大都市に正確に届くテポドンミサイルが出現しそうだし、改良型ノドンも出現しそうだ。しかも、今回の支援で。なんかもう、目に見えている。

と、書いたのだけれど、あれから2年有余、実際、目に見える形で北朝鮮はミサイル開発技術で飛躍的な進歩を遂げたように思える。最大の協力者は実はその後も、テロ支援国家指定解除したアメリカであり、寧辺の核施設無能力化と引き換えに重油援助した日本を除く各国だろう。世界同時八百長のにおいがますますしてくる。やたら日本が罵倒されるのは、何もPAC3イージス艦配備のためではなく、無能力化でも支援を拒否したからだろう。テポドン2号打ち上げのための燃料調達のための奉加帳に署名しなかった恨みだろう。
それにしても、重油100万トンとコメ100万トン、妙なところで数字が一致しているところが痛い。
いくら、国連安全保障理事会で緊急会合を開いても北朝鮮の行動が安保理決議1718に違反したと声を張り上げても、セレモニーにしかならないことも織り込み済みなのだから、北は平然と次は核弾頭の小型化を目指すだろうなあ。
ところで、わが方の米百俵はどうなってしまったのやら。
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