東証一部時価総額300兆円回復、日銀は金利正常化すべし

本日の東証一部時価総額は300兆7876億円也。300兆円を超えるのは昨年10月以来。
月末ベース(参照)で見ると、昨年9月15日のリーマン・ショック前の昨年8月末が401兆3330億円、ショック直後の9月末が347兆7088億円、底が今年2月末の246兆6937億円。この3ヶ月で22%上昇した。
しかし、昨年8月末に比べて25%安い。九月末と比べても13%安い。まだ回復半ばに見える。
けれど、米ドルベースで考えると、2月27日のドル円レートは1ドル=97円台だったから今の1ドル98円台とほとんど変わらない。一方、8月末の時は1ドル約109円、9月末は1ドル=約106円台だったから、当時と比べて今はなお円高だから、円ベース以上に回復していることになる。ドルベースだと大体10%上乗せしているから、ほぼ9月末あたりまで回復したことになる。何よりこの3ヶ月は円安にならずに上昇したことが大きい。
原油も1バレル=70ドル手前まで回復した。このままだと、またバブル化し、交易損失という円安のデメリットが鎌首をもたげてくる。
もうそろそろ、日銀は真面目に今月あたり政策金利を0.25%に戻すべき時を迎えている。
ほんの少しの利上げでも投機筋には牽制球としての効果は大きい。
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