大臣より副大臣に注目すべき

鳩山氏、第93代首相へ 新内閣、今夜発足(47NEWS)

民主党鳩山由紀夫代表(62)は同日午後、衆院本会議で第93代、60人目の首相に選出される。新たに藤井裕久最高顧問(77)の財務相長妻昭政調会長代理(49)の厚生労働相仙谷由人政調会長(63)の行政刷新会議の担当相、直嶋正行政調会長(63)の経済産業相就任がそれぞれ固まり、全閣僚17人のポストが内定した。

メディアは相変わらず「誰が大臣になるか」ばかりに注目しているけれど、今回はむしろ「誰が副大臣になるか」にも注目されるべきだろう。事務次官会議が廃止されることになり、政治主導が鮮明になった以上、これまでお飾りのようだった副大臣の“実践力”が問われるので、ある意味大臣以上に政策通の人が人選されなければならないのだから。
そもそも、メディアによる新聞辞令とはメディア間のゲームで、「内はライバル他社より1人多く当てた」とか、そんなセンスで相変わらずの馬鹿馬鹿しい競争をしているのだ。このような人事をめぐる抜いた抜かれた競争がなぜ過熱するのかと言えば、「人事でスクープすれば政治家に食い込んでいる証拠」という内部評価され、抜いた政治部記者の社内評価が高まる。読者など最初から眼中になく、「上の評価」しか見ない出世競争なのだ。
今回は恐らく副大臣が誰になるかなど眼中にないはずだ。けれど、次回からは副大臣の重要性が注目されるだろう。そうなったらなったでますます抜いた抜かれた競争が過熱するのだろうけど。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 ニュースブログへ