北極海氷面積過去3番目の最小記録も2年連続底上げ

September17, 2009 Arctic sea ice reaches annual minimum extent

Arctic sea ice appears to have reached its minimum extent for the year, the third-lowest extent since the start of satellite measurements in 1979. While this year’s minimum extent is above the record and near-record minimums of the last two years, it further reinforces the strong negative trend in summertime ice extent observed over the past thirty years.

これで最小記録ベースでは3年連続上昇したことになる。これを見てやっぱり“地球寒冷化”だと早合点する向きもあるかもしれないが、1979年から2000年までの平均からはまだまだ乖離していることから今のところ“相場の綾戻し”的域を出ていない。相場と同じで、最小記録というのは“吹き値”みたいなもので、色々な気象条件が海氷面積を極端に減少させる方向で重なって、極端に海氷面積が少なくなったというのが2007年の最小記録の実態だろう。
というわけで、平均ラインを見ると、来年さらに海氷面積の最低が底上げするかもしれない。そもそも今世紀に入ってからの減少スピードが異常に早かったのでしばらく“利食い売り”的上昇が続くかもしれない。
相場も気候も複雑な要素が絡まって動くので、似たようなことが起こるものだ。
むしろ、年全体の平均面積ではどうなんだろうか。データは残っているので計算できなくもないが、年明けには考えてみよう。
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