枝野幸男民主党幹事長の税収をめぐる間抜け告白

今朝の日テレの消費税増税を巡る政治討論番組で、枝野幸男民主党幹事長は2009年度の税収が9兆円落ち込んだことについて「マニフェスト作成時点で税収がこれほど落ち込むとは正直、想像できませんでした」と正直に言っていた。
でも、冷静に考えると、いや、冷静に考えなくても恐ろしく凄い発言だ。マニフェストが発表されたのは昨年7月。リーマンショックが起きたのは一昨年9月。その間に何が起きたのかは誰もが分かっていることだ。なのに枝野幹事長は税収が大幅に落ち込むことを予想だにしなかったというのだ。“百年に一度”と言われた金融危機だったのに「税収が大幅に落ち込む」と想像できなかったというのだ。
もうこれは素人以下で、民主党はそろいもそろって経済音痴だということになる。実際、これまでも枝野幹事長以外の民主党議員もたびたび同様の発言していたから今更ではあるのだけれど。
しかも、それをこの期に及んでなお正直に言ってしまうことがまた痛い。普通なら恥ずかしくて言うのを憚るものだが、ご本人は別に恥ずべき事じゃないと今も思っているらしいことだ。こちらの方がより重大だろう。
国債発行額が増えたからその言い訳のつもりなのだろうけれど、そんな言い訳が今も繰り返されるということは、恐ろしいことにそんな言い訳が今も通用しているということだろう。その証左に他党の幹事長クラスの出席者も誰もこのおかしさにツッコミを入れていないこと。ということは、他党だってリーマンショックによる税収の落ち込みを予想していなかったことになる。“好意的”に見れば、互いに慣れ合っているつもりのようにも見えなくもないが、それはあくまで好意的に考え過ぎなのだろう。
本当は普段からそんなこと何も考えていないのだ。マスメディアが報じ、官僚から「税収が大幅に落ち込みそう」と言われて「あ、そうか」と初めて気付いたのだろう。所詮そのレベルの人たちが政治を運営しているのだ。もう間抜けを通り越している。
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