尖閣ビデオYouTube流出は仙谷官房長官の柳腰公開かも

中国漁船衝突の動画配信問題は調査中=仙谷官房長官

[東京 5日 ロイター] 仙谷由人官房長官は5日午前の記者会見で、尖閣諸島沖での漁船衝突事件の映像がインターネット上に配信されたことについて、現在調査中と述べた。
 仮にその映像が日本の当局が撮影したものと同一で、流出したものだった場合、情報管理の観点から「相当大きなメスを入れる改革が、あらゆるところで必要だと考えている」との認識を示した。
 アジア太平洋経済協力会議(APEC)では日中首脳会談が予定されているが、「影響なく日中首脳会談が行われて欲しいと思う」と述べた。
 環太平洋経済連携協定(TPP)を巡っては、閣僚委員会が設定されるとすればきょうの夕方以降との見通しを示した。

逆に「吹っ飛ばす」わけにはいかないAPEC終わってから全面公開したら却って気の抜けたビールになるっぽい。もう既に一部国会議員に公開していて外堀を埋めたわけだから、後はどう本丸を埋めるかだろう。で、半永久的に非公開にするというのも実は有り得ない状況で、そのまんま非公開で終わったらいつまでも火種を抱えたまま慢性病を患うのと同じになる。
とすると、やはり「柳腰外交」の応用編、「柳腰公開」だったのではないか。これまでも処分保留釈放を那覇地検に丸投げしたのだから、今度は阿吽の呼吸でYouTube丸投げが真相だろう。もし、全くの内部告発、機密漏洩ならもうちょっとタイミング速かった筈だ。例えば、一部国会議員のみに開示された11月1日の未明にYouTubeにアップロードしていれば、政府は立つ瀬がないくらいの大きな赤っ恥を掻かせられ、絶大な効果を得られただろうから。
sengoku38はご愛嬌という気がする。いかにも仙谷長官を揶揄しているポーズをとって機密漏洩を装っている感じ。実際、仙谷氏本人が、

「私はあんまりユーチューブに投稿したりすることはしておりません」

と、全面否定しておらず、素直にとれば「少しはやる(やらせる)」ということも匂わせている。普通、こんなのジョークと取られるのだけれど、仙谷氏特有の柳腰ニュアンスがある。
勘を働かせれば今政府に一番抵抗しにくい検察ルートかなあ。
これで、政府としては公式に公開する必要もなくなったので中国としても顔が立ち「了とする」で収められる。現に中国も名指しで日本政府を非難していない。
これから全面公式公開しても既にショックアブソーバーでインパクトなくなったので日本政府も安心だ。そもそも映像自体も想像されたほど大してドラマチックでもなかった。
やっぱ柳腰公開だろ。政府が「ゆゆしき事態」と言えば言うほど茶番がにおう今日この頃だ。
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