八百長メール事件は天下り受け入れで決着か
日本相撲協会の村山弘義副理事長は6日、臨時理事会後の記者会見で「外部理事として何の役にも立っていなかったのではないかということになると、お役ご免にならないといけない」と述べ、辞意を示した。時期については「何もしないのは無責任」として、八百長問題の収束までは現職で責任を果たす考え。
村山氏は元東京高検検事長で、2008年に外部理事に就任。野球賭博問題で揺れた昨年名古屋場所前、謹慎した武蔵川理事長(当時)=元横綱三重ノ海=の代行として場所開催に尽力し、その後新設された副理事長に就任した。
ちなみに外部役員。
副理事長:村山弘義元東京高検検事長(法務省系)
理事:伊藤滋東大名誉教授(文部科学省系)
監事:吉野準元警視総監(総務省系)
監事:寺澤則忠元日本政策投資銀行副総裁(財務省系)
この面子で何をどう改革するのかよく分からんが、外部役員と言えば聞こえがいいが、結局、野球賭博事件を端緒にした外堀を埋める外堀役員と言った方が良さそう。
では、今回の八百長メール事件でどう推移するかといえば、いよいよ内堀を埋める、つまり力士出身が独占していた内部理事への天下りだろう。予想では、まず警察、文科省関係2名ぐらいが内堀を埋めてめでたく天下り法人化が完成しそうだ。そもそも公益財団法人から外されてプロ野球のような団体になったとしても、プロ野球でもコミッショナーは天下りだ。特に最近はとみにそうだ。(参照)どっちにしても天下りへの道筋はついたのだろう。
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