水よりもセメント入り土砂を大量投下して格納容器を埋めてしまえ
福島原発では自衛隊ヘリが1回あたり7.5トンの水を投下し続けているが、もはや多少原子炉の高温化を先延ばしにするだけだ。地上からの放水も大部分の水は外に逃げるために非効率だろう。そもそも放射線量が多く何度もやると隊員が危険だ。このままだと集中豪雨が襲えば、放射性物質がまるごと洗い流されて海に流れ、漁業被害が深刻になるだろう。付近は北から南へ親潮が流れている。福島から千葉県にかけては有数の漁場だ。
それならまず温度を下げる前にセメント入り土砂を大量投下してはどうか。ヘリでは限界があるので放射線の影響を受けない高度から土嚢に入れた土砂入りセメント(水分をたっぷり含んだ)を大型輸送機からピンポイント集中爆撃する。土嚢だから計算さえすればほぼピンポイントで命中するだろう。
少なくとも建屋が残っている基はそのまま植木鉢のようになり、格納容器が埋まればとりあえず放射線物質の拡散は大幅に少なくなる。放射能漏れが少なくなれば、その後に放水してミニ水田の状態になる。こうすれば放射線物質を封印しながら温度も下げられる。安定した冷却活動ができるだろう。田んぼに水がなくなってきたら水を補給するために適宜放水という水やりをすればいい。言わばソフトな石棺化だ。
確かにそれでも蒸発する蒸気から放射線が出るだろうが、セメントと土砂がフィルターになって大幅に緩和されるだろう。原始的かもしれないが、もはや泥臭い方法しかないだろう。もちろん、廃炉は覚悟だ。たとえ送電線が再構築されたとしても冷却水の循環が順調に作動する保証はない。土砂の中にホウ酸を入れればなおのこと良い。
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