台風の通過コース次第で放射能が首都圏にばらまかれる

台風の月別主要経路〔図A〕

台風の断面構造〔図D〕

わがブログは先の先を目指す。もう3か月もすると、台風シーズンになる。もう日替わりで放射能漏れ事故が伝わり、次第にバージョンアップしている。この分では当分(多分数か月かあるいは1年以上・・・)乱高下しながらは右肩上がりになることを想定して覚悟しなければならない。
【原発】1000万倍の“放射能” 測定者も退避(テレ朝)

福島第一原発の2号機のタービン建屋にたまった水から、運転中の原子炉内の水の約1000万倍にあたる非常に高い濃度の放射性物質が検出されました。これまでにない高濃度の放射性物質が検出されたことについて、政府はどう対応しているのでしょうか。
原因究明と水の早急な除去を指示した枝野官房長官ですが、現状については「一直線に改善に向かうわけではない」と比較的冷静に捉えています。枝野長官は「燃料が溶け出している可能性は」という質問に対して、「現状では冷却はしっかりできている状況」と説明しています。そのうえで、「悪い方向に進むことを食い止めることができている」という認識を強調しています。しかし、警戒を緩めているということはもちろんなく、プルトニウムの調査についても土壌の分析を急ぐよう指示しています。ある関係省庁の幹部は、「今の原発は暴れ馬だ」と危険性を表現していて、政府も緊張した日々が続いています。

まだ「暴れ馬」と呼ぶには尚早なのかもしれない。「今の雨は放射能帯びないが夏はどうか」でさえ、これだから暴れ出すのはこれからだろう。
図A「台風の月別主要経路」の6月を見ると、福島第一原発の東側を通過する公算が大きい。とすると、台風の風は反時計回り(図D)だから、原発を通過した風は東風から次第に北風に移る。ということは福島県の西部から南西部、そして南部に強風で放射性物質がばらまかれる。首都圏をはじめ、広大な地域にばらまかれる。
7月以降は福島第一原発の西側を通過する公算が高くなるが、そうなると放射性物質は仙台など被災地のある東北地方にばらまかれることになる。ただでさえ悲惨な大津波の被害を受けている地域が今度は放射性物質の大津波を受けかねない。
「暴れ馬」はまだこれからやって来そうなのだ。
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