高校球児は現代版旧日本軍兵士だ

球児の夏、福島でも開幕 球場の線量測定、行進短縮も

第93回全国高校野球選手権福島大会(朝日新聞社福島県高校野球連盟主催)が13日、福島県郡山市の開成山野球場で開幕した。東京電力福島第一原発事故による放射線の影響を考慮し、球場内の線量を測定。開会式では、選手の行進時間を短縮するため、外から入場せずグラウンド内だけを歩いた。

福島大会では、試合の日の早朝、球場内5カ所の放射線量を測定。国が示す屋外活動の基準である毎時3.8マイクロシーベルト以上の場合は試合を中止する。13日の開成山野球場は本塁付近で同0.3マイクロシーベルト、最も高かった外野で同2.2マイクロシーベルトだった。

球児達がものともしないのは放射能だけではない。
熱中症:高校野球、広島では没収試合 延長十三回、選手使い切り(毎日)

夏の全国高校野球選手権広島大会初日の9日、広島市マツダスタジアムであった1回戦第2試合、広島井口−広島工大高の試合中、両校の選手計12人が熱中症とみられる症状を相次いで訴え、うち3人が救急搬送された。7−7の延長十三回裏終了時点で、広島工大高の二塁手が体調不良で出場できなくなり、ベンチ入りの20人を使い切ったため、没収試合となった。この日、同市内の最高気温は32・3度。
 同スタジアムの開会式と第1試合でも選手計6人が熱中症で病院に搬送された。午後2時46分に始まった第2試合では、治療のための中断が6回あった。広島工大高の石田克之監督によると、三回ごろから熱中症の症状を訴える選手が出始めた。孫博投手(3年)は「感じたことのないマウンドの暑さだった。五回終了時点で、下半身が全然動かない状態になった」と話した。

これはひどい。普通、こんな事態になれば大会主催者が試合を途中で中止させるだろう。何をトチ狂ったのか、なんとまた延長13回、物理的に試合が無理になるまで試合をやらせたのだ。死者が出なかったからいいってもんじゃない。ほとんど殺人未遂に等しい。まるで現代版インパール作戦死の行軍だ。
主催者の朝日新聞は戦時中、戦地に赴く若者たちを神様のように扱って戦争を賛美した。その伝統は今も高校野球の精神に息づいている。軍部が一度決めた作戦はどんな無茶でも遂行するのと同じメンタリティだ。毎日新聞主催の春のセンバツでも震災地避難所でボランティアしている球児たちを「東北を元気にする」という美名の下に強行出場させている。
こうなれば福島県の球児達が行うべきことは初球打ちに徹し、勝負を度外視して試合を早く終わらせるしかない。互いに相手チームを気遣うなら全員火の玉で初球打ち、滑り込み厳禁。投手たちも全員一丸になって初球ストライクを投げる。決して故意にボールを投げてはいけない。しかも先に点が入ったチームが勝つように協力し、間違っても逆転しようと思わないこと。それ以外に面従腹背の手はないだろう。
選手宣誓でも

勝ち負けの枠を取り払い、人と人のつながりを大切にした日本一熱い夏にします」

と言っているのだから是非頑張ってサボタージュしてほしいものだ。
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