国会事業仕分けも八百長が止まらない

国会版事業仕分け:原子力関連「予算縮減」 除染・廃炉へ組み替え要求(毎日)

衆院決算行政監視委員会の小委員会は17日、税金の無駄遣いをチェックする「国会版事業仕分け」の2日間の日程を終えた。原子力関連の独立行政法人などへの支出について、委員13人中12人が「予算の縮減か見直し」と判定。同委は今国会中に、対象全4事業についての最終判定をまとめ、政府への勧告か決議を行う方針だ。
17日の仕分けでは、原子力関連独法や原子力政策の在り方に対し、委員らから厳しい意見が続出。高速増殖炉もんじゅ」の開発を行う経済産業省所管の独法「日本原子力研究開発機構」への支出で、12年度の予算要望が11年度予算を約160億円も上回ったことに対し「原発事故に伴う除染や廃炉に向けた予算に組み替えるべきだ」との声が上がった。

国会版事業仕分け:公務員宿舎「縮減」が多数(同)

衆院決算行政監視委員会の小委員会は17日午前、国の税金の無駄遣いをチェックする「国会版事業仕分け」を前日に続き実施した。計画を凍結した「朝霞住宅」など国家公務員宿舎の建設・維持費について、委員14人中9人が「予算の縮減か見直し」、3人が「廃止」と判定した。

国会仕分け:スパコン「京」予算要求の縮減か見直しを(同)

衆院決算行政監視委員会の小委員会は16日、国の税金の無駄遣いをチェックする「国会版事業仕分け」を実施した。計算速度世界一のスーパーコンピューター「京」など革新的インフラ構築について、委員14人中9人が「予算要求の縮減か見直し」が必要と判定。診療報酬明細書(レセプト)の審査事務については、業務を行う2法人に対し、委員11人が「組織・制度の改編」が必要と判断した。

原子力スパコン、公務員宿舎、診療報酬明細書、いずれも時事トピックス問題集のような噺だ。要は視聴率至上主義、ショーアップ至上主義。
蓮舫なんたらがやっていた時は2年連続宇宙飛行士を呼んでいたし、裏で興行師のプロデューサーでも雇っているのだろうか。
ショーアップするのにはそれなりの理由があって、世間に知られた問題を血祭り(プロレス的用語)にすることで、目立たない世間では注目されていない星の数ほどの本当の無駄を隠し通せる。言わば太陽ばかり見させて、無数の星を見えなくするのと同じ原理だ。
スパコン天下り役人の年収が約1700万円だとか言っていたが、別に理化学研究所固有の問題などでは全然ない。全天下り法人共通の問題だろう。「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」と間の抜けたこと言った揚句、スパコン世界一を2年連続達成された悔しさの意趣返しでもやっておるらしい。
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