前原誠司氏の八ツ場ダム建設断固反対の大嘘
八ツ場ダム本体予算、計上へ 国交相が午後発表(47NEWS)
八ツ場ダム中止は、民主党が政権交代を果たした2009年の衆院選で掲げた政権公約。党内では前原誠司政調会長らが、建設再開に反対の姿勢を崩していないため、今後も理解を得るための調整を別途続ける。
はっきり言って、臭い田舎芝居。そもそも前原氏は「建設しない」などと言っていない。「本体工事中止」と言っていただけだ。
「八ツ墓ダム」
この保坂さんの感想、3か月前に前原誠司国土交通相が就任早々に八ッ場ダム工事中止を宣言してから同じ感想を持っていた。当時、前原国交相はテレビ出演して、よくテレビの映像に出てくる作りかけの巨大橋脚が廃墟になるんですかと尋ねられ、「ああ、あの橋脚は代替道路をつなぐためのものですから工事は続けられますよ」と答えたのを聞いて奇異な感じを持っていた。
わけがわからない。ダムを造らず、人工湖もできないのなら、代替道路も要らない。新川湯温泉も要らない。代替住宅地の造成も中止してしかるべきだ。しかも約350世帯のうち300世帯は既に別の場所に引っ越している。50世帯を今更引っ越してもらう必然性などない。要するに何もかも中止できるはずだ。
なのにダム本体以外の工事は意味不明に粛々と進められている。まるで八ツ墓村のたたりの世界ではないか。何か目に見えない力によってゾンビが工事を進めているような感じなのだ。
要は、政権交代直後から早速、言うだけ番長やっていたのだ。大坂の陣にたとえれば、前原番長は外堀を埋める役割。現在、外堀はほぼ埋められたので、内堀(本体工事)に着手という訳だ。前原番長は内堀作業が着手されればお役御免。そのうち八ッ場ダムについて何も言わなくなるだろう。
大体、彼にとって、たかが一つのダムを造るか造らないかという話で、本質的な問題でもない。手続きが終われば、無関係なのだ。
一体、何のためにこんな田舎芝居をしているのか。別に深く考える必要はないだろう。政権交代直後、いかにも「政治が変わった」というイメージを世間に持たせることが目的で、前原氏に限らず、それぞれの新大臣が司司で似たようなことやっていた。既に「八ツ場ダム建設中止」というキャッチコピーはとっくに役目を終えていた過去のイベントに過ぎない。
今、前原番長が行っていることは最後の後片付け。その結果、次の選挙で民主党が大敗することも関係ないだろう。2009年時点で4年後のことなど何も考えていない。そもそも最初から何も考えていないのだからそのことを難詰しても無意味だろう。彼らは基本的にその日暮らしなのだから。
追記:12/23八ツ場ダム再開を正式決定 政府・民主三役会議
建設に反対する前原誠司政調会長は閣議決定させない姿勢も示していたが、会議では「党は工事費の予算計上に反対するが、最終決定は政府に委ねる」ことで了承した。
ということで、予定通り八百長劇は終了。
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