ウンチしてもおむつかえられない格納容器

2号機格納容器 水位は60センチ(NHK)

2号機では、原子炉を冷やすためにいまも1時間当たり8.8トンの水が注入され、東京電力はこれまで格納容器の水位は3メートルほどあるとみていましたが、予想以上に水がたまっていないことから、「格納容器の下部にある圧力抑制室などから建屋に漏れているのではないか」としています。
また、格納容器の底に溶け落ちているメルトダウンした燃料の冷却については、「たまっている水の温度が48度ほどなので、燃料は冷やされていると考えている」としています。
今回の事故で2号機では、去年3月15日の朝に格納容器内の圧力が急激に低下し、東京電力は、何らかの破損があったとみていますが、詳しいことは分かっていません。

3メートルの予想が60センチだったのなら、当ブログの予想「格納容器に既に水面はないのでは」の方がより近いという点で当たっていたことになる。しかも「1時間当たり8.8トンの水が注入」された状況でわずか60センチなのだから、注水を少しでも減らせば本当に「水面はない」状態になってしまう。つまり、ダダ漏れ状態だということだ。
水温(対流温)が48度だから核燃料は残っているのだろうけれど、既に大部分は格納容器の外に出ている可能性が高い。水素爆発当時、「おなら」に過ぎないという向きもあったが、実際にはうんちが出ていてオムツが必要な状態なのだろう。原発をトイレのないマンションと言われるが、この格納容器という要介護老人に誰もおむつをあてがうことはできない。これが原発収束宣言の実態。
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