海洋発電実験は原発立地海面で

海から電気を作り出せ(NHKクローズアップ現代)

特にイギリスは数々の優遇政策をもうけ開発をリード。試験的に電力供給も始めている。EU全体では2020年までに海洋発電で原発およそ5基分の電気をまかなう計画だ。一方、日本は、まだ国の導入目標はなく、開発環境も整っていない。実用化を目指す日本企業は苦戦を強いられており、その1つ、川崎重工は、日本を離れイギリスで技術開発・実用化を進める決断をした。世界で開発が進む海洋発電の可能性と、日本での導入・実用化への課題を探る。

番組では、イギリスには海洋発電実験海面が指定され、漁業権とは無関係に実験できると紹介されていた。ところが、日本では漁業権の規制で実証実験が進まず、太陽光パネル地熱発電と同様、遅れをとってしまった。
しかし、日本にも漁業権の自由な海面だってあるだろう。原発周辺は操業規制なので漁業権が買い取られている。原発立地海面なら日本のほとんどの原発は海面に面しているのでいくらでもある。何もイギリスにまで行って実証実験する必要ない。電力会社が海洋発電のために便宜を図ればいいだけの話だ。
ましてや、波力発電にしても、潮流発電にしても原発近くに設置すれば二重のメリットになる。
まず、
1.送電設備が既に存在する。
2.原発福島第一原発のような過酷事故に陥った場合、陸からの電源が期待できない場合でも海洋発電による海からの電源が確保される。
巨大津波に襲われて海洋発電設備が破壊されれば2.はあまり期待できないかもしれないが、大飯原発のように外洋と内海両方に面している場合は、分散すれば、全部やられる可能性は低い。
実証実験にとどまらず、実用化ベースでもまず海洋発電を設置すべきは原発周辺だろう。
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