防潮堤の上に気仙沼線と国道45号線を

11日のテレビ朝日報道ステーション東日本大震災後に計画されている防潮堤。古舘伊知郎がレポートしたのは主に気仙沼市の日本一海水浴場に近い駅としても知られている大谷海岸駅の海岸。かつての駅舎は一部損壊、気仙沼線の線路は津波で流されていた。その元線路と国道45号線の外側に高さ10メートル以上、幅45メートルの巨大防潮堤の建設が計画されているのが趣旨。
テレビ映像で見ると、防潮堤の外側は地盤沈下でなくなった美しい砂浜が自然に復活している。一方で、内側はほとんど何もない。防潮堤をまず作り、それから内側の開発なのだろうけれど、防潮堤ができれば、美しい海岸が見えなくなり、津波が来ても却って津波が見えないので避難が遅れるかもしれないのだという。
一方で線路や道路はもっと内側を走らせようというプランもあるのだという。
それならいっそ、防潮堤をもっと内側に作り、防潮堤の上に気仙沼線と国道を通せばいい。海岸には松林の防風林を作る。松林の中に自然に砂浜が進出し、正に白砂青松の美しい海岸が蘇る。そもそも大掛かりな防潮堤を作ってまで内側に何を建てるというのか。海水浴場の砂浜からは無粋な防潮堤は見えない。一方で列車の窓や車の窓からは事実上の高架路線から美しい海岸を見下ろせる。内側の町も防風林と防潮堤で二重に守られる。しかも、線路と道路と防潮堤が合わされてコストも低く押さえられる。
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