1ドル=100円 or more?

インフレ率(年平均値)の推移 - 世界経済のネタ帳
インフレの日米比較を見ると、1985年から2012年までで米国は消費者物価が約2倍に上がったことになる。一方で日本は同じ期間に約マイナス1%下落。1985年の米ドル・円為替レートは1ドル=200円程度だった。今は1ドル=94円。単純に換算すれば、1ドル=100円で大体帳尻が合う。
けれど、問題は1ドル=100円の“円安”でアメリカ並みのインフレ率になるかどうか。2012年の暫定値で米国が1.97%、日本が0.04%で依然として日本のインフレ率は低い。けれど、こうも円安になれば2013年では、その差は一気に縮まるだろう。
問題はその後だ。地震でも何でもエネルギーがたまって何かの箍が外れて一気に暴発するのは世の常だ。自然現象でも経済現象でも基本的に同じ振る舞いをするものだ。あっという間に消費者物価が2倍になって1ドル=200円に先祖返りする可能性がありやなしやだ。非常にビミョーな時期に差し掛かっているとは思える。
Clickで救えるblogがある⇒にほんブログ村 経済ブログへ