こんな時に防衛相経験者がテレビ出まくってどうする

「予断持たず万全態勢」 前防衛相と小野寺氏(47NEWS)

政府は14日、北朝鮮弾道ミサイルの発射に踏み切る可能性があるとみて警戒を続けた。小野寺五典防衛相は、昨年12月のミサイル発射時の防衛相だった森本敏氏と防衛省で会談し、発射の時期やルートが特定できない点に関し、予断を持たず、万全の態勢を継続する重要性で一致した。
森本氏は会談後「北朝鮮が発射の日時を指定していないなど前回と条件が違う。常に高い緊張感を持ち、部隊の即応態勢を維持することが重要だ」と記者団に指摘した。
小野寺氏は、北朝鮮が15日に故金日成主席の生誕記念日を迎えることに関し「朝鮮にとっては重要な日だ。今晩も含め緊張して警戒する」と強調。

その森本敏氏、同じ日にテレビ各局を梯子しているという現実は冷静に見ると、逆に緊張感のなさを感じざるを得ない。ということは小野寺防衛相って一般の視聴者とほとんど同じ立場というか同じ目線しか持っていないということなのか。
まだミサイル威嚇は終わっていないし、まだこれからも続く状態の中で現役の防衛相がテレビ解説者に戻っている前防衛相に励まされ、そのことを堂々と公開し、相談相手はテレビで梯子って、かなり珍妙な風景だ。テレビで何をしゃべっても現実には何も影響力がないことを裏返しで証明しているようなものだ。こんなに軽くていいのか。
相談するにしても世間から目に見えないところでやり、相談相手も世間に出て来ない、それが緊張感というものだろう。結局、2人とも実質的に自衛隊を指揮するほどの器量がないお飾りの存在だからこそテレビにでも出まくるしかないのじゃないか。かと言って国民を励ましているわけでもなく防衛相経験者同士で励まし合うというのはやはり珍妙な光景だ。
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