福島第一原発、重体患者緊急搬送に放射能検査!?

福島第1で作業員死亡=事故後初、土崩れ下敷き−東電(時事)

東京電力は28日、福島第1原発で廃棄物を保管する施設の補強工事をしていた協力企業の作業員が、土砂などの下敷きになったと発表した。近くにいた作業員が救出し、病院に運ばれたが約3時間後に死亡が確認された。
東電によると、事故は28日午後2時20分ごろ発生。安藤さんは深さ2メートルの穴を掘って施設の下に入り、基礎部分の点検やくいの修理などをしていた。施設下部のコンクリートと土砂が崩れ落ち、下敷きになったという。
 安藤さんは約30分後に救出され、原発内の医療室に運び込まれた後、同県いわき市の病院に搬送された。

NHKによると、病院で死亡が確認されたのは午後5時20分だという。救出されてから2時間半後だ。
しかもテレビ朝日ニュースによると、救急車がすぐ搬送したのではなく、放射能検査に30分ほどかかったとか。2時57分に入退域管理棟救急医療室に運ばれ放射線の検査をして救急車で搬送されたのは3時26分だという。救急車がいつ現場に到着したのか定かでないが、一刻も早く病院に搬送されなければならない心肺停止の重体患者に放射能検査なんてする余裕があるとは思えない。というか無意味だろう。東電は現場は放射能に特に汚染されていなかったと認めているのだからなおさらだ。放射能に神経質になり過ぎて何か物事の優先順位の感覚がマヒしている懸念を感じる。
そもそも今、福島第一原発は孤立状態。いわき市まで搬送しなければならないとすると、こんな緊急体制でいいのかどうか。ヘリ搬送なり原発敷地内にもっと設備のしっかりした緊急治療室を設けられないのか。
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