2018-01-01から1年間の記事一覧

北極の海氷面積、昨年より1週間遅れで1400万km2台に

(参照) 北極の海氷面積が2月22日、1404.2万㎢となり、ようやく1400万㎢に達した。これまで史上最も遅かったのは昨年の2月15日だったのでちょうど1週間遅くなったことになる。その前は一昨年の2月5日だったのでこの2年間で半月以上も遅くなった。 また22日現…

1月の海上・陸上気温偏差、脱エルニーニョで下降か

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の1月の平均海面気温の偏差は0.51℃で、昨年12月から3か月連続0.5℃台になった。0.51℃は2015年2月の0.52℃もわずかに下回る低さだ。3年ほど元に…

1月の世界平均気温、観測史上5位

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年1月の世界の平均気温の偏差は0.78℃で、昨年9月以来の0.7℃台に下落した。1月としては2014年の0.74℃以来の4年ぶりの低さだ。 それでも2018年を上回ったのは2016年の1.16℃…

北極の海氷面積、早くも下落モードで再び史上最小状態に

(参照) 北極の海氷面積が2月13日、1379.5万㎢となり、再び史上最小レベルで進行している。6日に今季最高の1389.5万㎢を付けてから約30万㎢も減っている。 このままでは1年を通しても1400万㎢に届かない懸念も出てきた。 日本では今なお大寒波が居座っている…

南極の海氷面積、再び観測史上最小に

(参照) 南極の海氷面積は2月9日に234.2万km2を付け、これまでの同月同日の史上最小記録、昨年の239.7万㎢を更新、2年連続で最小新記録となった。 後は通年の最小記録210.6万㎢(昨年3月3日)をいつ抜くかどうか。恐らく今月中に達成しそうだ。 Clickで救えるbl…

CO2濃度、1月で早くも408ppm突破

CO2earthによると、1月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は408.05ppmで前年同月の406.13ppmより1.92ppm上回った。 月ベースで408ppmを超えるのは昨年6月以来だ。CO2は年間で季節変動があり、4−6月が最も高い時期。1月時点で既に昨年の最盛期に達したことに…

北極の海氷体積、史上2位の小ささ

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年1月末で観測史上最小2位で推移している。 1位はエルニーニョ現象の影響があったと思われる2017年が圧倒的な小ささだったので2位とはいえ、一応“正常”の範囲内に戻…

南極の海氷面積、史上最小目前で250万km2割れ

(参照) 南極の海氷面積は2月6日に246.5万km2を付け、250万㎢割れした。これは昨年2月2日のこれまでの史上最速記録に次ぐ観測史上2位のスピード記録だ。 この調子だと今月中にも史上最小になるかもしれない。また昨年3月3日に付けた史上最小値210.6万㎢も下回…

北極の海氷面積、史上最小独走状態に

(参照) 北極の海氷面積が1月末になっても上げ渋り、ぶっちぎりの史上最小状態を驀進中だ。1月30日には1339.1万㎢で約1週間前の1月24日からほとんど増えず、これまでの観測史上1位だった昨年同月同日の1368.8万㎢よりも約30万㎢も減っている。 グラフを見ても…

北極の海氷面積、史上最小が続く

(参照) 北極の海氷面積が1月24日、1328.1万㎢を記録し、史上最小状態に再び突入した。昨年同日は1361.1㎢だったので大幅に低くなっている。 日本では大寒波が来襲して1963年の三八豪雪以来と騒がれているが、世界的に見れば何のことはない、順調過ぎるくらい…

西部邁氏の思い出

西部邁氏死去の報を受けてもう20年前近くになるのか、西部氏の主宰する発言者塾の合宿に参加し河口湖畔で一泊したことを思い出した。山岸旅館だった。もう鬼籍に入られた山梨県出身の井尻千男氏も来ておられた。ちなみに西部氏は井尻氏のいないところでは結…

12月の世界平均気温、観測史上2位の高温

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2017年12月の世界の平均気温の偏差は0.89℃で、前月の0.87℃の記録を上回り、観測史上2位を記録した。観測史上2位は昨年8月以来。 前年同月は0.82℃なので久々に前年をも上回った…

北極の海氷体積、史上3位で年越し

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2017年末で観測史上最小第三位で越年した。 1位は2016年、2位は2012年。一時は2010年が3位だったが年末に抜き返した。寒気が南下し、ニューヨークが凍結した分、北極は…

2017年のCO2濃度406ppm突破

CO2earthによると、12月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は406.75ppmで前年同月の404.55ppmより2.20ppm上回った。405.14ppmだった前月よりも1.61ppm高かった。 これで2017年も前年に引き続き全月で400ppm以上を記録した。400ppm未満は2015年10月以来途絶…

それでも地球は温暖化している〜北極の海氷面積、年初から最小状態

(参照) 北極の海氷面積が1月4日、1253.9万㎢を記録し、年初から史上最小状態を続けている。ニューヨークをはじめアメリカ東部は今、氷漬け状態らしく、パリ協定離脱を表明したトランプ大統領は得意満面のようなのだけれど、北極そのものは、それでも正直に温…