2018-01-01から1年間の記事一覧

6月のCO2濃度、3か月連続410ppm台

CO2earthによると、6月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は410.79ppmで前年同月の408.84ppmより1.95ppm上回った。これで3か月連続で410ppm台になった。上昇幅も一頃の1ppm前半か中ごろまでだったのが久しぶりに2ppmに近づいた。 例年ピークの5月の411.24pp…

南極の海氷面積史上11位、それでも下位水準

(参照) 南極の海氷面積は7月9日に1503.3万㎢を付け、節目の1500万㎢を突破した。1979年以来、史上11位の遅さに後退した。先月は9位、先々月は史上3位だったのでこの2か月で急速に回復したことになる。 それでも39年間で11位。依然として下位水準にあることに…

北極の海氷体積、史上最小5位継続

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年6月段階で持ち直し、観測史上最小5位になった。 6月段階では、1位2017年、2位2012年、3位2016年、4位2011年に次ぐ。いずれにせよワースト5は全て2010年代なのは前…

北極の海氷面積、史上8位の小ささに押しとどまる

(参照) 北極の海氷面積が7月2日、986.8万㎢となり、1000万㎢割れになった。実際には1日に1000万㎢割れしていた。これは1979年以来では史上8位の小ささで、一頃の史上最小レベルからは後退した。 ただ、海氷面積が縮小するのはこれからで、最小になるのは9月…

5月の海上・陸上気温偏差、南極圏で高い

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の5月の平均海面気温の偏差は0.60℃で、昨年10月以来、8か月ぶりに0.6℃台を回復した。 特に南極圏が異常に高い。(グラフ) 一方、Mean Surface…

5月の世界平均気温、観測史上4位の高さも昨年並みの高さに迫る

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年5月の世界の平均気温の偏差は0.82℃で、前年同月の0.88℃よりさらに低下した。4月としては2017年、2016年、2014年に次いで観測史上4位の低さだ。この3か月間、2016年から2…

南極の海氷面積再び史上9位、海面上昇の予兆?

(参照) 南極の海氷面積は6月14日に1253.8万㎢を付け、節目の1250万㎢を突破した。1979年以来、史上9位の遅さに後退した。先月初めは史上3位だったのでこの一月余りで逆に急速に回復したことになる。 今年は一時観測史上最小水準だったが2月下旬以降、持ち直…

北極の海氷体積、史上5位に後退

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年5月段階で更に回復し、観測史上最小5位に後退した。 5月段階では、1位2017年、2位2016年、3位2011年、4位2012年に次ぐ。いずれにせよワースト5は全て2010年代だ。…

5月のCO2濃度、初の411ppm台

CO2earthによると、4月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は411.15ppmで前年同月の409.65ppmより1.50ppm上回った。月別で411ppm台になったのは初めて。ただ上昇幅自体は一頃の2ppm以上だった時期に比べてやや小さくなった。今春には412ppm台になっても不思…

北極の海氷面積、史上最小へ急降下か

(参照) 北極の海氷面積が6月3日、1142.8万㎢となり、2016年の史上最小ペースに向かって急降下しているようだ。これまでは史上3位の2015年と競争状態だったが、ここに来て下離れしてきた。 昨年同日の1185.8万㎢に比べると、約40万㎢減少したことになる。最小…

4月の海上・陸上気温偏差、北極圏で珍しく低下も全般高い

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の4月の平均海面気温の偏差は0.59℃で、昨年11月から6か月連続0.5℃台になった。これで2014年10月から2015年3月までの6か月連続0.5℃台に並んだ…

4月の世界平均気温、観測史上3位の高さ

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年4月の世界の平均気温の偏差は0.86℃で、前年同月の0.92℃よりさらに低下した。4月としては観測史上3位の低さで、2016年から2018年まで1-3位を占めているのは先月、先々月…

北極の海氷体積、直近3年で史上1‐3位

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年4月末段階で更に回復し、観測史上最小3位に後退した。2017年1位、2016年2位に次ぐもので、史上最小1−3位が直近の3年で並んだ。 もはや海氷の縮小は立体的にも明ら…

南極の海氷面積再び史上3位の小ささ、昨年と並走

(参照) 南極の海氷面積は5月5日に761.8万㎢を付け、1980年年5月8日、2017年5月6日次いで、観測史上3番目に遅い750万㎢以上に回復した日付となった。 今年は一時観測史上最小水準だったが2月下旬以降、持ち直しに転じ、いったん史上7番目になったが、再び遅く…

4月のCO2濃度、史上最速ペースで初の410ppm突破

First month ever in recorded history with CO2 > 410 ppm #Talanoa4ambition #TalanoaDialogue pic.twitter.com/mpLFlfqbkO— CO2 earth (@CO2_earth) 2018年5月3日 The Keeling Curveサイトによると、 April monthly average exceeds 410 parts per mill…

CO2濃度、3月で観測史上最高に迫る勢い

CO2earthによると、3月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は409.46ppmで前年同月の407.18ppmより2.28ppm上回った。月別観測史上最高だった昨年5月の409.65ppmに迫る観測史上2位の記録だ。 また前月は1.91ppm、前々月は1.92ppmの上昇だったので久しぶりに2pp…

北極の海氷面積、再び史上最小に

(参照) 北極の海氷面積が4月23日、1349.3万㎢となり、同日ベースでは再び史上最小になった。これまで同日では昨年の1355.4万㎢が最も小さかった。 ごくわずかな記録更新だが、それ以前に比べると、この2年間はかなり小さくなっている。むすろ、海氷面積の縮…

3月の世界平均気温標準偏差4年ぶりの低温

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年3月の世界の平均気温の偏差は0.89℃で、3年ぶりに1℃未満となった。これで昨年4月の0.92℃から12か月連続、まる1年間1℃未満の状態が続いている。 直近では、昨年12月の0.88…

北極の海氷面積、3年連続で史上最速の1400万km2割れ

(参照) 北極の海氷面積が4月7日、1397.7万㎢となり、1400万㎢割れした。これまで史上最も遅かったのは2016年の4月9日、2017年の4月10日。この3年で最速ワースト3を独占したことになる。しかも3年連続記録更新だ。これで同日現在比で観測史上最小になった。 …

南極の海氷面積、史上7位の小ささに後退

(参照) 南極の海氷面積は4月5日に501.9万㎢を付け、2017年4月14日、2011年4月9日、2006年と2002年の4月8日、1997年と2007年の4月5日に次いで、観測史上7番目に遅い500万㎢以上に回復した日付となった。 今年は一時観測史上最小水準だったが2月下旬以降、持ち…

北極の海氷体積、持ち直している模様

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年3月末段階で再び回復している模様だ。観測史上最小2位は維持している。 2月末段階では「北極の海氷体積、急速に上げ渋り」の状態だったが、断トツで史上1位の小さ…

北極の年間海氷最大面積、2年連続で史上最小記録

(参照) 北極の海氷面積が3月24日、1426.1万㎢となり、3月17日の1447.5万㎢から既に大幅に下がり、下方局面に入っていることが確認された。この結果、今年の最大面積は1447.5万㎢と確定し、観測史上最小を記録した昨年の年間最大値の最小面積1442.0万㎢(3月7…

北極の年間海氷最大面積、昨年を上回り、史上最小更新免れる

(参照) 北極の海氷面積が3月16日、1445.7万㎢となり、観測史上最小を記録した昨年の年間最大値の最小面積1442.0万㎢(3月7日)をかろうじて上回り、2年連続新記録更新には至らなかった。目下、観測史上2位だ。 先月までは「北極の海氷面積、昨年より1週間遅れ…

2月の海上・陸上気温偏差、ラ・ニーニャで更に下降か

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の2月の平均海面気温の偏差は0.50℃で、昨年11月から4か月連続0.5℃台になった。これは2014年10月から2015年3月までの6か月連続0.5℃台に続く長…

2月の世界平均気温、観測史上6位

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年2月の世界の平均気温の偏差は0.78℃で、前月と同じだった。2月としては2014年の0.52℃に次ぐ低さだ。 それでも2018年を上回ったのは2016年の1.34℃、2017年の1.12℃、2007年…

CO2濃度、3月で410ppm突破、昨年より1か月半早く

📈 410.18 parts per million (ppm) #CO2 in atmosphere March 7, 2018 🔗 #NOAA Mauna Loa data via https://t.co/PTTkLiy4Xs pic.twitter.com/ZRbsY2bYpp— CO2 earth (@CO2_earth) 2018年3月8日 CO2earthによると、大気中のCO2濃度は3月7日、410.18ppmとなり、…

南極の海氷面積、史上3位の小ささに後退

(参照) 南極の海氷面積は3月7日に254.1万㎢を付け、2017年3月16日、1993年3月9日に次いで観測史上3番目に遅い250万㎢以上に回復した日付となった。 今年は一時観測史上最小水準だったが2月下旬以降、持ち直し、3月初めには史上2番目の遅さに、そしてついに史…

北極の海氷体積、急速に上げ渋り

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年2月末段階で上げ渋り、観測史上最小2位を維持している。 1月末段階では史上3位の2013年とデッドヒート状態だったが、ここに来て急速に下振れし、むしろ断トツで史…

CO2濃度、2月の上昇幅1月並み

CO2earthによると、2月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は408.35ppmで前年同月の406.42ppmより1.91ppm上回った。前月は前年同月比1.92ppmの上昇だったので上昇ペースはほぼ変わっていない。 仮に前年同月比が1.9ppm上昇が続くとすると、昨年の月ベースの…

最後の温暖化抵抗勢力、南極の外堀が埋められつつある

(参照) 南極の海氷面積は3月3日に237.5万km2を付け、昨年に次いで史上2番目の最小記録が確定した。先月までは昨年の史上最小記録を作った昨年を下回るペースだったが、2月末から急速に持ち直した。 このため、昨年、同月同日に付けた通年の最小記録210.6万㎢…