宮崎勤死刑執行と秋葉原テロ事件

連続幼女誘拐殺人 宮崎勤死刑囚らの死刑を執行(朝日) 法務省は17日、東京や埼玉で88〜89年にかけて女児4人を誘拐して殺したとして殺人などで死刑が確定した宮崎勤死刑囚(45)の死刑を東京拘置所で執行したと発表した。
これは先般の秋葉原無差別殺人事件の加藤智大容疑者に対するある種、見せしめ的執行のようにも見えるのだけれど。
宮崎勤死刑囚の場合、オタクという言葉が世間に行き渡るきっかけを作った人物で 、個人が行った「劇場型犯行」でかつ実際に複数の女児を無差別に殺害した人物であり、これ以上ない象徴的な死刑囚だ。
死刑確定囚リストを見ると、宮崎死刑囚は2年前に死刑が確定したばかり。死刑確定期日の順番から言えば、まだ早いという印象が強い。ただ、犯行時からの経過年数から言えば順当と言えば順当な線で微妙ではあるが。
けれど、仮にある種の見せしめとしても、的が外れている。秋葉原の場合、容疑者自身はオタクだから無差別殺人したとは言えないし、オタク自体、自民党総裁候補までが媚を売る時代だから市民権を得ている。むしろ加藤容疑者はオタクからさえも疎外されたアウトサイダーであり、宮崎勤死刑囚と関連付けるのはお門違いだろう。鳩山邦夫法務相のセンスがどうだったのか。普通なら、何も言はんだろうけど、あの鳩山邦夫さんだけに、これも微妙。
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