北極の海氷体積、なべ底状態で史上最小5位に

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年9月段階で観測史上最小5位の状況だ。8月段階で観測史上最小6位だったので、海氷の回復が遅れているようだ。この1か月間、減りもしないが増えもしないなべ底状態が…

北極の海氷面積、今年は史上7位の小ささで確定

(参照) 北極の海氷面積が9月27日、471.9万㎢となり、明らかに上昇に転じ、19日の459.4万㎢が今年の最小値であることが確定した。これまででは、2008年の458.6万㎢よりわずかに上で、かろうじて史上6位には届かない史上7位。 史上最小1位は2012年の338.7万㎢…

8月の海面気温偏差、5年ぶりの0.6℃未満

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の8月の平均海面気温の偏差は0.59℃で、前年同月の0.70℃に比べて0.11℃低くなった。この下げは数字的には先月と同じ。 8月で0.6℃未満を記録し…

8月の世界平均気温、3年連続下げも観測史上5位の高さ

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年8月の世界の平均気温の偏差は0.77℃で、前年同月の0.87℃を0.1℃も下回った。8月としては2015年の0.79℃以来の0.8℃割れとなった。また直近3か月連続で0.8℃割れになった。 8…

北極の海氷体積、史上最小6位に

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年8月段階で観測史上最小6位の状況だ。 8月段階では、1位2012年、2位2011年、3位2017年、4位2016年、5位2010年に次ぐ。 ワースト5からはやや上放れしている傾向で今…

8月のCO2濃度、2か月ぶりに前年比2ppmに近づく

CO2earthによると、8月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は406.99ppmで、前年同月の405.07ppmより1.92ppm上回った。前年比が2ppmに近づいたのは6月の1.95ppm以来だ。 目下、昨年の2月から3月くらいのレベル。例年、9月がボトムで、今年はボトムが405ppmを…

北極の海氷面積、4年連続史上9番目の500万km2割れ

(参照) 北極の海氷面積が9月1日、499.2万㎢となり、500万㎢割れになった。これまで500万㎢割れは4年連続で観測史上9番目。全て2007年以降で、2010年代では9年中7度記録した。 が速かったのは2012年の8月14日、次いで2007年の8月22日、2016年の8月24日、2011…

南極の海氷面積史上3位の遅い水準

(参照) 南極の海氷面積は8月23日に1753.4万㎢を付け、節目の1750万㎢を突破した。1979年以来、史上3番目の遅さだ。先月の1500㎢は史上11位、先々月の1250万㎢は9位、5月の750万㎢突破は史上3位だったのでとうとう3か月で元のさやに戻った格好だ。この2か月で…

7月のCO2濃度、4か月ぶり410ppm割れ

CO2earthによると、7月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は408.71ppmで、これで3か月連続410ppm台は途絶えた。通常、CO2濃度は9月がボトムなのでさらに下がり続けると思われ、今年の410ppm以上は3か月で終了と見られる。 もっとも410ppm以上の月が出現した…

7月の陸上気温偏差、13か月連続1℃以上

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の7月の平均海面気温の偏差は0.57℃で、前年同月の0.68℃に比べて0.11℃低くなった。7月で0.6℃未満を記録したのは2014年の0.59℃以来4年ぶり。 …

7月の世界平均気温、トップ3は直近3年、今年は観測史上3位

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年7月の世界の平均気温の偏差は0.78℃で、前年同月の0.81℃を下回った。それでも7月としては2016年の0.82℃、2017年の0.81℃に次ぐ高さだ。 これで2016年から2018年までトップ…

北極の海氷面積、史上4番目に速く600万km2割れ

(参照) 北極の海氷面積が8月10日、599.2万㎢となり、600万㎢割れになった。これまで600万㎢割れが速かったのは2012年の8月6日、2007年の8月8日、2017年の8月9日の順で今年は観測史上4位タイ速さだ。同じく8月10日に600万㎢割れしたのは2016年の593.5万㎢、20…

猛暑なのに北極は寒冷化?

GISS Surface Temperature Analysisによると、世界の6月の緯度別平均気温が異常なまでに文字通り両極端化している。(グラフ) これは5月に比較してもさらに先鋭化していることが分かる。5月の南極圏は+3.5℃だったが、6月は+4.3℃程度に上昇。一方の北極圏は…

北極の海氷体積、史上最小5位に

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年7月段階で観測史上最小5位タイの状況だ。 7月段階では、1位2012年、2位2017年、3位2011年、4位2010年に次ぐ。2016年とほぼタイの5位だ。ワースト3からはやや上向…

6月の陸上気温偏差、12か月連続1℃以上

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の6月の平均海面気温の偏差は0.58℃で、昨年9月以来、10か月連続0.7℃未満が続いている。前年同月の0.65℃に比べて0.07℃低くなった。ただ、南極…

6月の世界平均気温、観測史上3位、今年初めて前年上回る

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年6月の世界の平均気温の偏差は0.77℃で、前年同月の0.71℃よりアップした。6月としては2015年の0.80℃、2016年の0.79℃に次ぐ高さだ。 注目すべきは今年初めて前年を上回った…

6月のCO2濃度、3か月連続410ppm台

CO2earthによると、6月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は410.79ppmで前年同月の408.84ppmより1.95ppm上回った。これで3か月連続で410ppm台になった。上昇幅も一頃の1ppm前半か中ごろまでだったのが久しぶりに2ppmに近づいた。 例年ピークの5月の411.24pp…

南極の海氷面積史上11位、それでも下位水準

(参照) 南極の海氷面積は7月9日に1503.3万㎢を付け、節目の1500万㎢を突破した。1979年以来、史上11位の遅さに後退した。先月は9位、先々月は史上3位だったのでこの2か月で急速に回復したことになる。 それでも39年間で11位。依然として下位水準にあることに…

北極の海氷体積、史上最小5位継続

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年6月段階で持ち直し、観測史上最小5位になった。 6月段階では、1位2017年、2位2012年、3位2016年、4位2011年に次ぐ。いずれにせよワースト5は全て2010年代なのは前…

北極の海氷面積、史上8位の小ささに押しとどまる

(参照) 北極の海氷面積が7月2日、986.8万㎢となり、1000万㎢割れになった。実際には1日に1000万㎢割れしていた。これは1979年以来では史上8位の小ささで、一頃の史上最小レベルからは後退した。 ただ、海氷面積が縮小するのはこれからで、最小になるのは9月…

5月の海上・陸上気温偏差、南極圏で高い

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の5月の平均海面気温の偏差は0.60℃で、昨年10月以来、8か月ぶりに0.6℃台を回復した。 特に南極圏が異常に高い。(グラフ) 一方、Mean Surface…

5月の世界平均気温、観測史上4位の高さも昨年並みの高さに迫る

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年5月の世界の平均気温の偏差は0.82℃で、前年同月の0.88℃よりさらに低下した。4月としては2017年、2016年、2014年に次いで観測史上4位の低さだ。この3か月間、2016年から2…

南極の海氷面積再び史上9位、海面上昇の予兆?

(参照) 南極の海氷面積は6月14日に1253.8万㎢を付け、節目の1250万㎢を突破した。1979年以来、史上9位の遅さに後退した。先月初めは史上3位だったのでこの一月余りで逆に急速に回復したことになる。 今年は一時観測史上最小水準だったが2月下旬以降、持ち直…

北極の海氷体積、史上5位に後退

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年5月段階で更に回復し、観測史上最小5位に後退した。 5月段階では、1位2017年、2位2016年、3位2011年、4位2012年に次ぐ。いずれにせよワースト5は全て2010年代だ。…

5月のCO2濃度、初の411ppm台

CO2earthによると、4月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は411.15ppmで前年同月の409.65ppmより1.50ppm上回った。月別で411ppm台になったのは初めて。ただ上昇幅自体は一頃の2ppm以上だった時期に比べてやや小さくなった。今春には412ppm台になっても不思…

北極の海氷面積、史上最小へ急降下か

(参照) 北極の海氷面積が6月3日、1142.8万㎢となり、2016年の史上最小ペースに向かって急降下しているようだ。これまでは史上3位の2015年と競争状態だったが、ここに来て下離れしてきた。 昨年同日の1185.8万㎢に比べると、約40万㎢減少したことになる。最小…

4月の海上・陸上気温偏差、北極圏で珍しく低下も全般高い

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の4月の平均海面気温の偏差は0.59℃で、昨年11月から6か月連続0.5℃台になった。これで2014年10月から2015年3月までの6か月連続0.5℃台に並んだ…

4月の世界平均気温、観測史上3位の高さ

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年4月の世界の平均気温の偏差は0.86℃で、前年同月の0.92℃よりさらに低下した。4月としては観測史上3位の低さで、2016年から2018年まで1-3位を占めているのは先月、先々月…

北極の海氷体積、直近3年で史上1‐3位

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年4月末段階で更に回復し、観測史上最小3位に後退した。2017年1位、2016年2位に次ぐもので、史上最小1−3位が直近の3年で並んだ。 もはや海氷の縮小は立体的にも明ら…

南極の海氷面積再び史上3位の小ささ、昨年と並走

(参照) 南極の海氷面積は5月5日に761.8万㎢を付け、1980年年5月8日、2017年5月6日次いで、観測史上3番目に遅い750万㎢以上に回復した日付となった。 今年は一時観測史上最小水準だったが2月下旬以降、持ち直しに転じ、いったん史上7番目になったが、再び遅く…