ミッドナイトイーグル〜ある悲惨なズッコケ物語

midnighteagleこんなスケールの大きい本格的ズッコケ映画さすがに今まで見たことない。一見の価値ありだ。(写真は、空中爆破されたのに空中分解どころか北アルプス山中に激突してもズッコケてコックピットも胴体も電子機器も損傷しなかった世界最頑丈奇跡のステルス爆撃機)
ズッコケはのっけから、中東の市街とおぼしき戦闘地域で始まる。坊やにビスケットをあげる戦場カメラマン。こんな幼い子でもこんな時にボケーとビルの入り口で突っ立っているほどアホじゃないだろう。坊やじゃなくて野良猫にしておけばまだ説得力あった。
けれど、これで本気で傷付いちゃうんだよね、このカメラマン。
大体、輸送中継ハブ基地(兵站基地)で戦闘部隊がいない横田基地から米軍最新鋭のステルス戦略爆撃機北朝鮮核兵器積んで定期飛行しているなんて軍事的に必然性皆無、何の意味もなくやっぱりズッコケる。
工作員の部隊はなぜ北アルプスに墜落すると想定し、ロケット砲まで用意していち早く現場に着たのか謎でズッコケ。公安調査庁なめられまくりでズッコケ。
吹雪の山中で銃撃される中、余裕綽々でおセンチで無意味な会話が何度も繰り返されて脱力してズッコケ。
核になぜ時限起爆装置が付いているのかでズッコケ。北朝鮮にそんな芸当できるはずもなし。
爆発すると、梓川が氾濫して大惨事になるそうだが、雪はほとんど一気に蒸発して洪水にはならんと思う。
ベトナム戦争でしか使われていないはずのナパーム弾になぜ若いカメラマンが思い入れするのかズッコケ。
他の自衛隊は一体何していたのか、そのぬるさでズッコケ。
オマケのズッコケ。週刊誌で「戦場カメラマン遭難死」とあり、この事実を一般大衆は何も知らないことになっている。あんなにものものしく北アルプス自衛隊に封鎖させておいてそれはないだろう。他に登山客いっぱいいるはずだけどどうしたんだろう?
最後のズッコケは↑の写真。こんなに損傷なければパイロットの遺体も出てきそう、いや生きてそうだが、パラシュートで脱出したらしいとわざわざ台詞で説明して誤魔化された。
ところで最初にスクランブル発進した迎撃機どうなっちゃったんだろう?
その他まだいっぱいあるんだけど、他の人も書いておられるのでここらへんで打ち止め。
唯一まともそうだったのは、一番まともでなさげなアマチュア無線オタク。
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