2015年のCO2濃度、観測史上初の400ppm

CO2.Earthによると、2015年全体の世界のCO2濃度(マウナロア)は400.83ppmで、観測史上初めて年間ベースで400ppmを突破した。前年比は2.22ppmで前年の前々年比2.13ppmより増加量がわずかに増えた。
2015年は年前半は「中国のCO2排出爆縮は本物か問題で、上げ幅が2ppmを割る可能性もあったが、年後半に入ると、「モンスターエルニーニョで来年はCO2大放出?」問題が浮上、結局、後者の問題が前者の問題を上回る結果になった。中国のCO2排出爆縮は今年も続く可能性があるので、今後もこの“二大要素”の綱引きが続くかもしれない。
ちなみに320ppmに達したのは1965年、340ppmは1982年、360ppmは1995年、380ppmは2006年。2015年に400ppmに達したことで20ppmの所要時間間隔はそれぞれ、17年、13年、11年、9年となり、ついに10年を要しなくなった。このままでは7年後の2022年までには420ppmに達しそうだ。
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