2010-01-01から1年間の記事一覧

バイオダイバーシティに関する誤解

マル激トーク・オン・ディマンド 第496回(2010年10月16日)なぜ今、生物多様性なのか ゲスト:井田徹治氏(共同通信科学部編集委員) われわれ人類はほんの20年ほど前まで、そこで破壊された生態系の本当の価値を理解することができていなかった。井田氏は、環境…

首都圏だけのための羽田空港国際ハブ化

羽田国際化、世界が歓迎 21日スタート、日本経済の起爆剤へ(SabkeiBiz) 羽田空港が21日、総事業費13億ドル(約1058億円)をかけた新国際線旅客ターミナルの開業とともに米国・欧州路線の運航をスタートするなど本格的な国際化に踏み出す。成田空港に比べ東京都…

「柳腰」の新解釈を作った仙谷由人官房長官

「柳腰」発言、撤回せず=仙谷長官(時事) 「柳はなよなよしているが、しっかりして強いという意味だ」。仙谷由人官房長官は14日の参院予算委員会で、自民党の山本一太参院政審会長から再三、自身の「柳腰」外交発言を撤回するよう求められたが、こう言って突…

ビッグマック指数を超えた円高

アゴラ:はっきりいうと今は円高ではない - 藤沢数希(金融日記) 為替レートを決めるもっとも基本的なファンダメンタルは何かといえば、それは購買力平価説である。お金がなぜ価値があるかというとそれはお金でモノやサービスを買えるからである。そしてモノや…

中国政府は「人権」を第2のアヘンと恐れている

阿片戦争@wiki アヘンの輸入代金を銀で決済したことから、アヘンの輸入量増加により貿易収支が逆転、清国内の銀保有量が激減し銀の高騰を招いた。当時の清は銀本位制であり、銀貨と銅銭が併用され、その交換比率は相場と連動し、銀貨1両に対して銅銭1000文程…

歴代日本人ノーベル賞受賞者の青春時代はいまだ高度成長期前

一体、日本人(元日本人を含む)ノーベル賞受賞者は青春時代、どんな時代を生きていたのか。彼らが20歳の時の時代を時系列的に並べると↓のようになった。この内2000年以降に受賞した人は★を付けた。川端康成1919年 佐藤栄作1921年 朝永振一郎1926年 湯川秀樹19…

円安は米追加緩和までお預けらしい

米株が追加緩和期待で大幅反発、S&Pは5月半ば以来の高値(ロイター) 5日の米株式市場は大幅高。S&P総合指数は終値としては5月半ば以来の高値をつけた。世界の中央銀行が景気支援に向けて追加的な緩和措置を講じるとの見方が強まっている。 日銀は5日、金融政…

中国の人民元為替管理政策こそ現代版スムート・ホーリー法

極東ブログ:日本を巻き込む米中貿易戦争の開始 中国に人民元切り上げを迫る制裁法案が米国下院で29日(米国時間)可決された。世界大恐慌を深刻化させたスムート・ホーリー法の現代版とも言えるような代物で好ましいものではない。米中貿易戦争の開始とも言…

経済人は尖閣問題に無頓着?

本日未明の「朝まで生テレビ」:「日本を元気にする薬」はあるのか?!を録画で観ていたら、パネリストの一人宋文洲ソフトブレーン株式会社創業者が面白いこと言っていた。宋さんは前日夕方まで中国に滞在していて、中国人船長処分保留釈放事件は日本に着いて…

柳田稔法務相、指揮権発動か

中国人船長を処分保留で釈放へ 那覇地検「日中関係を考慮」(47NEWS) 沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の領海内で、海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件で、那覇地検は24日、公務執行妨害の疑いで逮捕、送検されていた漁船の船長セン其雄容疑者(41)を処分…

こんな下らないコラムニストでも外務省は相手にしてくれる

外務省、尖閣問題で「中国に分がある」コラム掲載のNY紙に反論(産経) 沖縄・尖閣諸島をめぐり、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は10日と20日付の2回、ニコラス・クリストフ記者のコラムを掲載した。内容は、「中国に分がある」「尖閣諸島の紛争…

為替に“失言”など存在しない

仙谷氏の為替水準言及を批判=「日本が滅ぶ」−みんな・渡辺氏(時事) みんなの党の渡辺喜美代表は16日午前、日本商工会議所の会合であいさつし、政府・日銀の為替介入に関連し、仙谷由人官房長官が1ドル=82円が政府の「防衛ライン」だと公言したことに…

中国の小沢一郎後方支援

尖閣沖衝突 政府、中国軟化を期待 船員帰国で「違った状況」(産経) 沖縄県・尖閣諸島付近で海上保安庁巡視船と中国トロール漁船が衝突した事件で、日本政府は中国側の軟化を期待し、中国人船員の帰国を認めた。民主党代表選(14日投開票)を控える菅直人首…

日本企業の海外移転は民間による円売り介入と同じ

菅直人首相は、製造業などの海外流出を防ぐ具体的なプログラムづくりを直嶋正行経済産業相に指示したそうだけれど、一方では円高には断固対処するそうだ。これって論理的には矛盾している。 日本企業が海外に工場を新設するということは、手持ちの円資金を外…

偽オランダ病

オランダ病@wiki 天然資源と経済成長との関係において使われる言葉。天然資源の輸出によって通貨の為替レートが上昇して工業品の輸出が廃れ、国内製造業が廃れてしまう現象。 欧州における天然ガスの大産出国であるオランダでは、1973年に発生した第一次石油…

伝書鳩の恩返し

「首相やれるのは小沢氏だけ」=細川元首相が電話で激励 民主党代表選に出馬している小沢一郎前幹事長は7日夜、都内の中華料理店で、鳩山由紀夫前首相ら同党国会議員約90人と会食した。席上、1993年の非自民連立政権を誕生させた細川護煕元首相から電話が入…

ネット調査と古い政治手法は意外に相性が良い

所謂ネット世論調査というのは、一見「“マスゴミ”が伝えない真の市民の声」と思われやすい傾向があるようだ。「ネットは独立した個人の意見が反映される」という無根拠な、脊髄反射的な思い込みがあるからだろう。けれど、実体は全く逆でネットほど組織力で…

一律10%削減は土台としては正しい

【公開討論会・詳報】(2)小沢氏「一律シーリング10%削減は国民への約束と違う」(産経) 小沢氏「この予算編成にあたってですね、この間、いわゆる一律にシーリングと、10%カットという決定がなされました。これではまったく今までの自民党政権下と同じ手法…

どっちが“偉い”か最初で歴然な民主党代表選討論会

↑を見るとねえ、最初から格が違っている。菅直人首相が会場の日本記者クラブの演壇に最初に座り、しばらくしてやって来た小沢一郎前幹事長を丁重に“お出迎え”する。イメージ的には、もうこれで勝負アリな感じがする。 討論の内容そのものよりも、会場に入る…

土地登記簿にも明治や江戸時代の人いっぱい生きていそう

“200歳男性” 戸籍では生存(NHK) 長崎県壱岐市で、江戸時代の文化7年に生まれ、生きていれば200歳になる男性が、戸籍の上では生存したままになっていることがわかりました。 長崎県壱岐市は、戸籍の上で生存したままになっている高齢者が各地で相次い…

容疑は被害者と被疑者の社会的地位で決まる国

新宿駅事故、傷害致死容疑で送検 現行犯逮捕の男 東京都新宿区の京王線新宿駅で、通信制の星槎大学長の佐藤方哉さん(77)がホームから押し出され電車との間に挟まれ死亡した事故で、警視庁新宿署は25日、過失傷害容疑で現行犯逮捕したアルバイト藤井幸則容疑…

重病人を元気と診断する倒錯した経済観

日銀が追加金融緩和を見送ったことで、また大騒ぎだ。 [東京 23日 ロイター] 円高対応としての金融緩和や為替介入に期待が高まるなか、23日朝に菅直人首相と白川方明日銀総裁の電話会談が行われた。会談内容の詳細は明らかでないものの、金融緩和など…

ライブドアBLOGOSの見出し替えがセコ過ぎる件

ライブドアトップのBLOGOSを読んでいると、表の見出しを見てクリックしたら、中の見出しに覚えがあり、「何だ、これ、前に読んだ記事じゃん」という経験をたびたびする、というかめたらやたらに経験する。 元の見出しが長過ぎて簡略化したならまだ許せるがそ…

小沢一郎と清水健太郎は案外似ている

小沢氏「お互いに力を合わせ」…鳩山研修会で(読売) 小沢氏は懇親会であいさつし、「お互いに力をあわせて、一生懸命頑張って、国民の期待に応えるようやろう」と訴えた。代表選には直接言及せず、あいさつ後、直ちに退席した。小沢氏の参加は約50分間だっ…

貯蓄税は戦時中の国家総動員法に似ている

テレビ朝日で国の無駄遣いをレポートし続けてきた玉川徹ディレクターが何をトチ狂ったのか、洗脳されたのか、“民の無駄遣い”を奨励する貯蓄税にいたくご執心なのだ。 貯蓄税ってはっきり言えば国家総動員法の税金版だ。戦時中、物資が不足してナベ、釜まで供…

政府は景気抑制策を考えるべきだ

20日から本格検討=経済対策で荒井経財相(時事) 追加経済対策をめぐっては、菅首相が16日、荒井経財相や野田佳彦財務相ら経済閣僚に対して近く景気の現状を報告するよう指示。その内容を踏まえた上で対策の検討に着手する考えを示していた。 具体的には…

結局日本がグローバル経済競争の勝ち組じゃないのか

[ニューヨーク 11日 ロイター] 12日の米国債市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が今週保証した一段のハト派的姿勢が大きな材料になるとみられる。 FRBは10日、これまでの緩和措置で購入した住宅ローン担保証券(MBS)などが満期を迎え…

北極海の海氷は既にスカスカらしい

上は海氷面積観測史上最低を記録した2007年の8月10日現在の北極海の海氷、下は今年2010年8月10日のそれ。海氷面積15%以上ベースの面積では今年8月10日現在では 6,273,594km2、2007年8月10日の5,527,813km2より約13%多い。しかし、写真を見ると、どっちがスカ…

浦上天主堂は再建されるべきでなかった

9日は長崎に原爆が投下された日。先日のNHKで被爆当時の浦上天主堂の写真記録が紹介されていた。それは何か地中海あたりにありそうなギリシャ時代の遺跡のようでもある。 浦上天主堂は 1958年(昭和33年) 被爆した天主堂は翌年までに瓦礫を撤去し整備された…

日本版Conundrum

仙谷官房長官、長期金利1%割れ「何を意味するのか分析する」(日経) 仙谷由人官房長官は4日午前の記者会見で、債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが1%の節目を下回ったことについて「全世界的に長期金利が下がっている。特にアメリカで…